【授業の目的】
テキストの講読や演習を通して、英語の音の特性や記述・産出方法、音が連結したときの構造やその際に生じる現象についての理解を深めることを目的とします。
【授業の到達目標】
(1)英語の子音・母音の特性について述べることができる。【知識・理解】 (2)英語の語が与えられた際に、音節構造を指摘することができる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
音声学、音韻論、子音、母音、音節
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、英語学の各領域のうち、音声学と音韻論に焦点を当てます。英語の音に関する専門的な知識を身につけるために編成された科目です。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
テキストの講読、講義、演習によって授業を進めます。
・日程
第1回:授業の進め方についての説明、窪薗晴夫「音声学・音韻論」第1章:言語の研究と音声の研究 第2回:窪薗晴夫「音声学・音韻論」第2章:音声産出の仕組み(2.6まで) 第3回:窪薗晴夫「音声学・音韻論」第2章:音声産出の仕組み(2.7) 第4回:J.D. O'Connor "Better English Pronunciation" 3. The Consonants of English(3.2まで) 第5回:J.D. O'Connor "Better English Pronunciation" 3. The Consonants of English(3.5まで) 第6回:J.D. O'Connor "Better English Pronunciation" 4. Consonant Sequences 第7回:J.D. O'Connor "Better English Pronunciation" 5. The Vowels of English(5.1まで) 第8回:J.D. O'Connor "Better English Pronunciation" 5. The Vowels of English(5.3まで) 第9回:窪薗晴夫「音声学・音韻論」第3章:音素と音素体系 第10回:窪薗晴夫「音声学・音韻論」第4章:音節とモーラ(4.6まで) 第11回:窪薗晴夫「音声学・音韻論」第4章:音節とモーラ(4.7) 第12回:音節構造 第13回:窪薗晴夫「音声学・音韻論」第5章:語アクセント(5.4まで) 第14回:窪薗晴夫「音声学・音韻論」第5章:語アクセント(5.7まで) 第15回:語アクセント、まとめ、期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テキストの講読は受講生が主体となって行いますので、授業前に要点をノートに整理するなど準備をしてから受講するよう心掛けてください。演習問題に取り組む際は、積極的に参加するよう努めて下さい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業前にテキストの該当箇所を読み、要点をノートに整理するなどして準備を行って下さい。準備は1時間から2時間を目安に行って下さい。
【成績の評価】
・基準
(1)授業の到達目標(1)について:英語の子音または母音について、各音が互いにどのように異なるかを正しく記述できることを合格の基準とする。 (2)授業の到達目標(2)について:与えられた英語の語について、正しい音節構造を示すことができることを合格の基準とする。
・方法
授業参加点15点、テキストの内容理解15点、演習問題の理解10点、期末試験60点の配分とします。
【テキスト・参考書】
テキストは、主として窪薗晴夫(著)『音声学・音韻論』(くろしお出版、1998)を使用します。参考書は適宜紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
準備をする際には、辞書や参考書を使用して、英語(単語・文法)や専門用語に関する疑問をできるだけ少なくしておきましょう。また、授業内では演習に積極的に参加しましょう。
・オフィス・アワー
授業時間外に質問に答えるオフィスアワーを設けます。具体的な時刻については、初回の授業でお知らせします。
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