【授業の目的】
市場経済社会において中心的な役割を担っている会社の運営に関するルール、その趣旨についての基礎知識を学びます。近時は、会社の収益の分配のあり方や、グローバル化における人権保護、環境保護に配慮した企業活動が求められており、そうした視点も踏まえつつ、法的問題への解決のあり方、考え方を学ぶことを目的としています。
【授業の到達目標】
(1)会社に関する基礎的な法概念や用語の説明ができるようになる、(2)会社を関する法規制の趣旨、解釈論を理解できるようになる、(3)会社をめぐるさまざまな法的問題について、会社法の趣旨、視点から考察できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
株式会社、株主、取締役
【科目の位置付け】
この授業は、企業の運営に関する問題について法規制の趣旨から論理的に分析し解決策を提案する力を身につけるために編成される科目です(人文社会科学部総合法律コースのカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
講義形式ですが、みなさんにさまざまな質問をします。みなさん自身が考え、自分の意見を述べる練習をしてください。
・日程
1会社とは 2株式会社とは 3株式会社の機関 4株主総会 5株主総会決議の瑕疵 6取締役 7取締役会 8監査役、監査役会 9会計参与、会計監査人 10指名委員会等設置会社、監査等委員会設置会社 11役員等の会社に対する責任 12役員等の第三者に対する責任
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業は講義を中心としますが、要点をまとめたり、重要事項をメモするなどノートを取るようにしてください(疑問点も書いておきましょう)。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
事前にテキストを読んでくるようにしてください。また疑問点について、まずは自分で考えた上で、質問に来てください。
【成績の評価】
・基準
中間試験、期末試験により知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)(、授業への参加の度合いについて判断します。具体的には、(1)法律の語句について説明できるか、(2)具体的な事案における法的問題を指摘できるか、(3)法的問題に対し論理的に思考し、それを正確に文章によって表現できているか、(4)授業に積極的に参加しているかを判定します。
・方法
中間試験50%、期末試験50%
【テキスト・参考書】
テキスト:開講時指定します。 参考書:適宜指定します。
【その他】
・学生へのメッセージ
組織運営のあり方を会社法を通して学ぶことは、現代社会を賢く生きていくために大切なことだと思います。
・オフィス・アワー
水曜日13時00分〜14時30分 コーエンズ研究室
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