【授業の目的】
地域の空間的及び機能的な構造を説明する理論を紹介し,現実に生じている構造変容を理解するための手法を学ぶ。
【授業の到達目標】
地域の特性によって異なる空間的及び機能的な構造の差異を理解することができる。 地域の盛衰を論理的に説明することができる。
【授業概要(キーワード)】
住宅,まちづくり,観光,防災,統計,学生主体型授業
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:51~75% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は,地域の課題を地域構造論の観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 08.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 15.陸の豊かさも守ろう 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
身近な地域を取り上げ,既存の研究を事例に具体的な説明を試みる。なお,資料はプロジェクタによる提示を基本とし,紙資料の配布は行わない。
・日程
第1回.講義の進め方とガイダンス 第2回.「地域」の捉え方と「構造」の概念 第3回.都市構造の古典的モデル1 第4回.都市構造の古典的モデル2 第5回.都市の階層性 第6回.都城の構造 第7回.城下町の構造 第8回.仙台城下町の構造 第9回.近代都市の空間的構造 第10回.地域域構造の規定要因(自然環境、宗教、生活) 第11回.地域構造の規定要因(人流、物流、情報(空間的相互作用)) 第12回.地域構造の規定要因(地域計画) 第13回.地域を表す指標 第14回.地域が持つ価値 第15回.総括
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
教科書を用意するわけではないので,受講者の理解は受講回数に比例すると考えられる。できるだけ多くの出席を心がけること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
学習した講義内容をもとに,日々の生活と地域との関係を再確認する時間と機会をもつこと。
【成績の評価】
・基準
1)講義後にミニッツペーパーの提出を課し,授業の参加度を評価する。地域の特性によって異なる空間的及び機能的な構造の差異に関する理解度を合格の基準とする。 2)学期末にレポートを課す。地域の盛衰を論理的に説明できることを合格の基準とする。
・方法
ミニッツペーパー(4点×15回)を60点で評価し,期末のレポートを40点で評価する。
【テキスト・参考書】
参考書: 北川忠明・山田浩久『地方都市の持続可能な発展を目指して』.山形大学出版会. 山田浩久『地域連携活動の実践』.海青社. 山田浩久『地図でみる山形』,海青社.
【その他】
・学生へのメッセージ
まちづくりや観光について興味があり,コメントを求めた際には積極的に発言できる学生を特に歓迎する。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を山田研究室(人文社会科学部棟3号館6階)において,金曜日の8:50〜10:20の間に設ける。出張等で不在の場合があるので,確実に面談したい場合は事前にWebClassのメールで連絡を入れること。COVID-19の感染拡大等により,大学への立ち入りが困難な場合には,WebClassのメールで質問を受け付ける。
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