【授業の目的】
地域活性化に関する具体的な課題を取り上げ,それに対応する分析方法を演習内の討論によって学ぶ。
【授業の到達目標】
地域の実状を知るための手法を自らの作業によって習得し,そこから自分なりの意見を展開させていくことができる。
【授業概要(キーワード)】
住宅,まちづくり,観光,ハザードマップ,学生主体型授業
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は,地域の課題を地域構造論の観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 05.ジェンダー平等を実現しよう 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
地域の取り組みに対する事前調査,現地視察,分析,報告を行いながら,現状を理解し今後の方向性について考察する。
・日程
第1回.授業の進め方とガイダンス 第2回.地域構造とは 第3回.少子高齢化が地域構造に及ぼす影響 第4回.人口流出,人口流入が地域構造に及ぼす影響 第5回.交流人口が地域構造に及ぼす影響 第6回.災害が地域構造に及ぼす影響 第7回.既存研究の紹介1 第8回.既存研究の紹介2 第9回.現地視察の対象地域の選定 第10回.地形図による事前分析 第11回.統計による事前分析 第12回.地図化,グラフ化 第13回.現地調査 第14回.個別報告 第15回.討論と総括
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
現地調査の日程は受講者の都合を考慮し決定するため,調査には必ず出席すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
対象地区の情報収集に努めること 現象に対して自分なりの意見をまとめておくこと
【成績の評価】
・基準
1)現地視察を実施する。主体的に参加できることを合格の基準とする。 2)調査報告のプレゼンテーションを行う。地域の実状を知るための手法を習得していることを合格の基準とする。 3)授業内でレポートを課す。自分なりの意見を展開させていくことができることを合格の基準とする。
・方法
評価は,現地視察の参加(30%),プレゼンテーション(30%),レポート(40%)によって行う。
【テキスト・参考書】
テキスト: 山田浩久『観光地経営人材育成ハンドブック理論編』.海青社 山田浩久『観光地経営人材育成ハンドブック技能編』.海青社 山田浩久『地図でみる山形』,海青社. 山田浩久『地域連携活動の実践』.海青社. 北川忠明・山田浩久『地方都市の持続可能な発展を目指して』.山形大学出版会.
【その他】
・学生へのメッセージ
まちづくり,観光,住民活動等,地域の実状に即した地域政策に関心を持つ学生を歓迎する。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を山田研究室(人文社会科学部棟3号館6階)において,金曜日の8:50〜10:20の間に設ける。出張等で不在の場合があるので,確実に面談したい場合は事前にWebClassのメールで連絡を入れること。COVID-19の感染拡大等により,大学への立ち入りが困難な場合には,WebClassのメールで質問を受け付ける。
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