【授業の目的】
本科目では、ミクロ経済学の初歩的な内容を講義形式で学習する。具体的には、消費者行動、生産者行動、部分均衡分析などのトピックをカバーする。
【授業の到達目標】
(1)ミクロ経済学の基本的な概念について、言葉・図・数式を用いて説明することができる【知識・理解】。 (2)市場理論に関する簡単なモデルについて、理論分析を行うことができる【技能】。
【授業概要(キーワード)】
消費者行動、生産者行動、市場、需要と供給
【科目の位置付け】
この科目で学習する内容は、それそのものが市場に対する知見を与えてくれるだけでなく、今後学習するであろう応用分野の基礎にもなっている。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
授業では、教員がスライドを用いて講義を行う。授業時間中に問題を出題・解説することも稀にあるが、問題演習は基本的に学生の自習に任せる。また、宿題を課す予定である。
・日程
大まかな予定は以下の通り。ただし、状況に応じて計画を変更する可能性がある。 1.ガイダンス 2.市場について 3.数学準備(関数、最適化問題) 4.消費者理論概論、消費集合と制約 5.選考と効用 6.最適消費問題 7.需要関数の導出 8.需要関数の分析 9.生産者理論概論、生産技術 10.利潤最大化問題 11.費用関数、供給関数 12.部分均衡 13.余剰 14.市場の限界 15.まとめ、質問対応等
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業で示されるパワーポイントを参考に講義内容をノートに筆記するなどして内容の理解に努めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予習は必須ではないが、復習は必須である。宿題及び問題集にこまめに取り組むこと。また、よくわからない点がある場合は、可能な限り早く質問すること。
【成績の評価】
・基準
ミクロ経済学の基本的な概念や理論を正確に理解していることを合格の基準とする。
・方法
宿題と期末試験で評価する。内訳は、宿題が30%、期末試験が70%である。
【テキスト・参考書】
この授業では、講義スライド、宿題、問題集を公開する。本科目を修めるうえでは、これらの資料を用いて学習するだけで十分である。一方で、高い学習意欲を持つ学生に向けて、参考文献として次の2冊を挙げておく。 ・ Varian, H. R. (2016). “Intermediate Microeconomics with Calculus: A Modern Approach: Ninth International Student Edition.” WW Norton & Company. ・ 神取道宏 (2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社
【その他】
・学生へのメッセージ
この科目では、中学レベルの数学力があることを前提とする。それ以上のレベルの数学知識については必要に応じて復習する。
・オフィス・アワー
毎週火曜14時-15時 畑田研究室 会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約すること。
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