環境経済学演習
 Seminar on Environmental Economics
 担当教員:京井 尋佑(KYOI Shinsuke)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期・後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
環境問題に関する多様な知識・理解の獲得を獲得する。また、データを用いた実証的研究活動の推進に向けた、テクニカル・スキルを獲得する。それら活動を通じて、多様な概念をまとめ上げ、問題の本質に迫るためのコンセプチュアル・スキルを獲得する。その際には、環境経済学を中心としながらも、エコロジカル経済学や農業経済学、計量経済学や社会学など、関連する他分野の手法や考え方についても学ぶ。

【授業の到達目標】
・環境問題にまつわる多様な知識を獲得する
・多様な知識を概念化し、問題の本質を理解する
・問題に対して具体的な研究活動を通じた取り組みを実施する

【授業概要(キーワード)】
環境経済学、サステイナビリティ、ミクロ経済学

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
本講義は、経済学的観点から環境問題およびその対策について理論的に考察し、今日における諸問題に対する体系的な理解を獲得するものである。さらに、その理解を基礎として、環境問題に関する問題解決型の実践的活動をおこなう。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
06.安全な水とトイレを世界中に
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
教科書や参考書、学術論文の精読を中心に講義を進める。参加者には教科書に関するレジュメの作成、PowerPointを用いた発表資料の作成、エッセイの執筆など、参加型の貢献を求める。基本的な教科書として、ミクロ経済学と環境経済学のベーシックな書籍を輪読する。また、補助的な教材として、毎週1冊程度の書籍(和書)を輪読する。
・日程
詳細なイントロダクション(使用する書籍や日程など)については初回講義までに学生に対して直接アナウンスする。本講義では、事前に指定した教科書および補助教材に関して提出してもらった課題をもとにしながら、講義内で教材の輪読・精読をおこなう。なお、講義の進み具合、時事問題への言及、環境経済学分野の最新の研究動向を反映し、講義内容を一部変化させることがある。その際には、事前に学生に周知することとする。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
指定された教材は各自入手しておくこと。また、毎週の課題を実施し、提出することを前提としています。それだけではなく、演習中には積極的に議論に参加し、より良い学びが得られるように心がけてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキストや参考文献に目を通して、内容の適切な理解に努めること。与えられた課題を理解できるよう、図書館やインターネットを活用し情報収集や事前学習を行い、自分の考えをまとめておくことを推奨する。

【成績の評価】
・基準
講義への貢献内容をもとに評価する。具体的には、提出したレジュメや発表資料、発表内容や講義中の発言など、講義への積極的な参加やその意欲を評価する。なお、結果だけではなく、取り組みにおけるプロセスを重視する。参加する学生の努力を高く評価されます。
・方法
課題の実施内容や講義への参加状況を加味して、総合的に判断します。

【テキスト・参考書】
メインテキスト:

Introduction to Environmental Economics (3rd Edition) https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-02-9780198737230

アセモグル/レイブソン/リスト ミクロ経済学
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784492315132

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サブテキスト:

1 論理的思考のコアスキル
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784480072153

2 スパークする思考 右脳発想の独創力
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784047101678

3 理科系の読書術
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784121024800

4 まったく新しいアカデミックライティングの教科書
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784334103804

5 実力も運のうち
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784150506025

6 現代経済学の直観的方法
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784065195031

7 選択の科学―コロンビア大学ビジネススクール特別講義
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784167901554

8 社会的共通資本
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784004306962

9 ゼロからトースターを作ってみた結果
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784102200025

10 チェレンコフの眠り
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784101216546

11 基本統計学
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784641165960

12 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784062566100

13 やっかいな問題はみんなで解く
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784790717737

14 最後通牒ゲームの謎
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784535559868

15 実証分析のための計量経済学 正しい手法と結果の読み方
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784502168116

16 実証分析入門
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784535557932

17 因果推論の科学
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784163915968

18 ヒューマン・ネットワーク―人づきあいの経済学
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784152099808

19 ヤバい経済学―悪ガキ教授が世の裏側を探検する (増補改訂版)
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784492313787

その他、修正がある場合は、学生と相談のもとでアナウンスします。



【その他】
・学生へのメッセージ
本演習は、学生からの意見やコメント、質問など、積極的な講義への参加を歓迎します。本演習では、環境経済学を中心としていますが、それに加えて様々な問いに取り組むことを目的としています。そのために、教員と学生という立場で接するのではなく、お互いを共に学ぶ仲間として認めながら演習を進めていきたいと考えています。
・オフィス・アワー
毎週金曜日2コマ目

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