キャリア形成論演習
 Seminar on Career Development
 担当教員:浅野 えみ ( ASANO Emi )
 担当教員の所属:人文社会科学部非常勤講師
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):新卒でリクルートグループ入社。キャリアに関わる仕事一筋24年。就業・採用に係る相談約2.5万人。現在は、キャリアコンサルタントとして、主に高校・大学生の就職相談と就職セミナー、企業の教育顧問、教育行政の地域連携コーディネーター、社会人向けのコミュニケーションやリーダーシップ研修等の行う。自分の「これまで」のキャリアや転機を振り返り、「これから」のキャリアについて検討します。学年や学科を超えた、仲間との関わりを通して学習できるよう支援します。
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
「自己理解」と「社会理解」をベースとし、自分にとってのキャリア(仕事・人生)を考えることを目的とします。キャリアは、日々の生活、経験から形成されるものです。「大学生活の充実や、進路選択に役立てることのできる内容」を目指します。また、グループワークを通して、コミュニケーションスキルを向上させます。

【授業の到達目標】
(1)「自己理解」を通して、自分の「特性」に気付き、「自己肯定感」を育む=「自分の良さ」に気付くことができる。【理解】
(2)他者との関わりの中で、価値観の違いや、相手の良さを認め、視野を広げられるようになる。また、演習を通して、傾聴力や発信力等のコミュニケーション能力(=人前で話す・やり取りをする事が苦にならない状態)を身につけることができる。【態度・技能・習慣】
(3)世の中の情報に目を向け、自分の興味関心を探り、キャリアに繋がる「きっかけ」を見つけることができる。(=夢スクラップbook作成)【知識・理解・習慣】
(4)学生時代にやりたいこと・将来やりたいこと、の2つの視点でキャリアプランを描くことができるようになる。【理解】
→以上の事を通して、これらについて盛り込み、自分のキャリアプランを描き、学習の成果として、発表していただきます。

【授業概要(キーワード)】
キャリア形成・自己理解・興味関心・能力・ライフプラン・コミュニケーション

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:76~100%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:76~100%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
この授業は、将来のキャリアに対する展望を得て、適切な職業選択をするために、社会に出て働く意味や、職業についての実践的な知識を習得するものです。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
12.つくる責任つかう責任
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
2単位授業:この授業は対面で、毎週月曜日AM、以下のテーマと順番で行います。
テーマによって、2コマ続けて行う回もあります (*1コマ目に授業のある学生にいては配慮有)
・日程
第1回 ガイダンス(授業の進め方・目的・キャリアについて)
第2回 自己理解: 性格 (エニアグラム)
第3回 自己理解: 自分史 (過去の振り返り)
第4・5回 自己理解:興味関心・価値観・能力
第6回 変化の時代を生きるための「プロティアンキャリア」を知ろう
第7・8回 自己理解:興味から適職を考える(VRT職業興味検査)
第9回 仕事理解:社会人インタビュー
第10・11回 仕事理解:業界・会社の違いを知る グループ発表 社会×自分 
第12回 ライフプラン作成
第13回 ライフプラン相互検討会
第14回 ライフプラン発表会
第15回 発表会の振り返りと授業のまとめ
※ 授業の内容順番が変更になることもあります。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
毎時間、授業冒頭に、興味のある話題について、グループで情報共有をし、興味の幅や視野を広げる時間を設けます。その為の情報収集を行なって下さい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業の最後に、自分の取り組みの反省をgoogle dormに記入し提出していただきます。また、事前課題では、インタビューやレポート作成を課す授業があります。

【成績の評価】
・基準
3分の2以上の出席を評価条件とし、課題提出、授業内における活動、ライフプランのプレゼンテーションによって授業の到達目標の達成度を評価します。
・方法
*授業内の活動(70%) 毎回グループ活動においての参画度について、自身で振り返り、意欲的な活動を評価します。
*プレゼンテーション(20%) 授業の最後にライフプラン発表会を行い、ゲストと学生同士の点数を基に評価します。
*課題提出(10%)

【テキスト・参考書】
テキストは用いず、スライド、プリントなどを資料として配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
22年度、23年度履修生 real voice
*サークルでもバイトでもできない、いい出逢いがある授業。授業の回を重ねるごとにいい仲間になれた。*この授業を履修したことが、人生の分岐点となった。*将来に向き合うことが怖い人におすすめしたい。自分は、やりたいことがなくて逃げていたが、この授業で見つかったから、あとはやるだけ。もう逃げない。*夢を実現させる意識を持てる授業 *学生生活で一番記憶に残る面白い授業だった *授業最終日、終わって欲しくないと思った初めての授業だった 
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受け身ではなく、参加型の仲間と見出していく授業です。自問自答を繰り返し、人と関わることで、自分の強みが見え、その強みを授業内で活かしていく過程で、将来のヒントが得られるようです。一緒に見つけ、成長していきましょう。

*定員20名程度
・オフィス・アワー
webclassにて随時対応可
大学のキャリアセンターに主に月・火、キャリアカウンセラーとしております。

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