地域社会論
 Regional Society
 担当教員:柿﨑 慎也(KAKIZAKI Shinya)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科地域公共政策コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):地域資源の活用、地域産業や地域住民の課題解決などをテーマに、地域の関係者と協力して研究開発や政策提案を行います。そして、地域社会に即した実践的な解決方法を導き出し、持続可能な地域づくりを推進する役割を担い得る人材を育成します。
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
専門科目を学ぶに先立って、地域社会が直面している問題を明確にイメージできなければ、専門科目の意図や学習過程が理解しづらくなります。たとえば、抽象的な思考を重ねたり、細かな論証手続きを踏んだりする理由が分からず、学習意欲が湧かない可能性があります。そこでこの科目では、地域の現場で活躍する多様な職業の人々に地域社会の現状と課題を語ってもらい、専門科目における学びや研究の根底にある問題意識の一端を再確認することを目的としています。

【授業の到達目標】
地域社会がどのような課題を抱えているか、またそれに対しどのような取組みがなされているかを理解し、説明できる。【知識・理解】【技能】

【授業概要(キーワード)】
産業,公共,生活文化,実務者による講義

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は,グローバル社会で活躍するために必要な知識と教養を身につけ,他者や異文化への柔軟な理解カを養成するために編成される科目である(人文社会科学部人文社会科学科のカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
03.すべての人に健康と福祉を
05.ジェンダー平等を実現しよう
08.働きがいも経済成長も
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
1週1テーマで地域で活躍する多様な外部講師が講義をします。学部の教員がコーディネーターを務めると同時に,質問や感想の取り次ぎ,レポートの採点を行ないます。
・日程
第1回 ガイダンス
第2回-第5回
 観光産業, 市街地活性化, 就農支援, 貧困問題
第6回-第10回
 保育支援, 障害者支援, 高齢者介護, 地方からの情報発信, 地域活動
第11回-第14回
 LGBT, 少年非行, 街づくり政策, 消費者問題
最終回 まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
第2回から最終回まで毎回WebClassでミニットペーパー(講義の感想、意見、質問)を記入提出してもらいます。ミニットペーパーの内容が成績評価の対象になりますので、各講師の講義を聞いて自分の考えを整理した上でアウトプットしてみましょう。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
Webclassに講義資料を載せるので事前に目を通し,関心のあることや質問すべきことをチェックしておきましょう。

【成績の評価】
・基準
成績評価は、以下の基準に基づいて行われます:「主体的な参加の度合い」「知識の修得の度合い」「理解の度合い」「汎用的技能の修得の度合い」。これらの基準に対して、提出されたミニットペーパーをもとに、各学生が設定された到達目標をどれだけ達成しているかを評価します。
・方法
最終的な成績は、ミニットペーパーの得点と出席点を合算して評価されます。授業に積極的に参加し、ミニットペーパーをしっかり提出することが良い成績につながります。
・ミニットペーパー(70点):
1回あたり5点(14回分合計70点)を満点とし、各回の提出内容に応じて点数が与えられます。14回全て提出した場合、70点を取得できます。
・出席(30点):
最低9回以上の出席が求められ、出席回数に応じて点数が与えられます。(出席回数が9回の場合、出席点は19点となります。)出席回数が増えるごとに出席点が増加し、最大で30点まで加算されます。

【テキスト・参考書】
特にテキストは使用しませんが、関心がある方は下記を読んでみましょう。
(本学図書館でも所蔵しています。)
アクターネットワーク理論入門 : 「モノ」であふれる世界の記述法
栗原亘編著 ; 伊藤嘉高 [ほか] 著
ナカニシヤ出版, 2022.6

【その他】
・学生へのメッセージ
この授業では、担当講師から提出された資料をWebClassで毎回配布します。講師の皆さんは、多様な経験を学生の皆さんに伝えたいと思っていますので、ミニットペーパーで積極的に質問してみましょう。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の皆さんの質問に答えるオフィスアワーは、人文社会科学部1号館4階の柿﨑研究室にて、水曜日12:30~14:30の間に設けます。 時間外でも在室時は対応します。また、相談がある方は、メール等で事前に内容を伝えてもらえれば資料等を用意して対応できますのでよろしくお願いいたします。

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