本授業では、「グローバル・プロブレマティーク」という共通の枠組みの中で、各クラスで指定されたテーマに沿って授業を進めます。このクラス（基礎演習b）は、「グローバル・スタディーズで大切なこと」として、グローバル・スタディーズとは何かを理解し、それを学ぶために必要な基礎知識や考え方を身につけることを主目的としています。その学習の過程で、大学生が身につけるべき水準の読書力、文章作成力、議論の能力を養成することも重要な目的です。

（1）グローバル・スタディーズの学生が身につけるべき人文社会科学の基礎的素養を身につける。
（2）作品の文脈を理解するのに必要な情報・資料の調べ方がわかる。
（3）自分なりの考察を口頭・文章で発表できるようになる。
（4）グループワークに積極的に参加するようになる。

中国文学、読解力、漢字文化圏、東アジア文化圏

A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
B-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。：1～25％
C-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。：26～50％

この授業は、グローバルスタディーズに関する分野のテクストを読み、その内容の把握、発表、討論などを通じて、越境的な視野や経験を持ち、グローバル化に柔軟に対応できる思考力と判断力を身につけるために編成される科目である。（人文社会科学部GSコースのカリキュラム・ポリシー）

04.質の高い教育をみんなに

各クラスで指定されたテーマにしたがって、演習形式で授業を進める。また、個人発表やクラス討論の作法、調査のやり方など、GSコースにおける学問の基礎的手法についても、合わせて学ぶ。このクラスでは、幾つかの中国文学作品を取り上げてクラス全員で読み、グループごとに討論してテーマを決めて発表し、質疑応答を経た上で、個人の考えをリフレクションペーパーにまとめる。対面授業。

1）ガイダンス
2）総論：中国文学の性質について
3）～14）各テーマについて討論・発表
15）まとめ
授業後はリフレクションペーパーを提出してもらう。

１）授業で取り上げた作者・作品と真摯に向き合い、テクストを丁寧に読み解く。
２）配られた資料に目を通し、ノートなどに要点をまとめて内容の理解に努める。

１）授業中に疑問に思ったことや興味を思ったことについて図書館やインターネットで自分なりに調べる。
２）授業内容と調査結果を踏まえて自分の考えを文章化してリフレクションペーパーにまとめる。

授業への参加度、知識の獲得および理解の度合い、論理的思考力・文章表現力などをリフレクションペーパーの記載状況とグループワークの参加状況によって総合的に評価する。

・リフレクションペーパー　50％
・グループワーク　50％

・テキスト：その都度、プリントを配布
・参考書：必要に応じて授業中に紹介

・グローバル・プロブレマティーク基礎演習は指定クラス制となっており、受講者の側でクラスを選択することはできません。クラス分けは学期の初めに掲示します。
・また、本授業はGSコース学生のみを対象としており、他コースからの履修は原則として認めません。

・火曜12時～13時、人文社会科学部2号館4階の陳研究室。
・できれば事前にメールやウェブクラス等で照会すること。