グローバル・プロブレマティーク基礎演習c
 Introductory Seminar on Global Problematics (c)
 担当教員:Mark IRWIN
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:対面
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本授業では,「グローバル・プロブレマティーク」という共通の枠組みの中で,各クラスで指定されたテーマに沿って授業を進めます。このクラス(基礎演習c)は,「グローバル・スタディーズで大切なこと」として、グローバル・スタディーズとは何かを理解し,それを学ぶために必要な基礎知識や考え方を身につけることを主目的とします。その学習の過程で,大学生が身につけるべき水準の読書力,文章作成力,議論の能力を養成することも重要な目的です。

【授業の到達目標】
この演習を履修した学生は
1)グローバル・スタディーズの学生が身につけるべき人文社会科学の基礎的素養を身につけることができる。
2)大学生として標準的な読書力を身につけ,日常の学習に応用できる。
3)健全な批判的精神に裏打ちされた文章を作成し,討議できる。

【授業概要(キーワード)】
プロジェクト、発表、研究スキル

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は,グローバル社会に柔軟に適応できる思考力と判断力を涵養するために編成された課題解決型の実践科目です(グローバル・スタディーズコースのカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
02.飢餓をゼロに
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
06.安全な水とトイレを世界中に
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
研究方法やプレゼンテーションスキル育成のため、講師の指導のもとでプロジェクトを行います。
・日程
2回の「フィールドワーク」以外、すべて対面で行います。
第1回:ガイダンス(この授業の進め方に関する説明)
第2回:講義1
第3回:プロジェクトガイダンス
第4回:プロジェクト準備1
第5回:プロジェクト構想発表
第6回:プロジェクト準備2
第7回:プロジェクトフィールドワーク
第8回:プロジェクト準備3
第9回:プロジェクト発表練習
第10回:プロジェクトフィールドワーク
第11回:プロジェクト準備4
第12回:プロジェクト準備5
第13回:講義2
第14回:プロジェクト準備6
第15回:プロジェクト発表

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
図書館やインターネットなどを利用し、プロジェクトのテーマを研究。アンケートなどを実施し、グループ発表を行います。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
特に興味を持った問題については、さらに関連する文献を探し、知識や考え方を深めてください。

【成績の評価】
・基準
評価の基準は以下の通りです。
(1) 現代の国際社会における諸問題を分析し,理解できているか。
(2) 諸問題に対して自分の意見を持つことができているか。
(3) 討論に積極的に参加できているか。
 上記の3点について,人文社会科学部のガイドラインである,「主体的な参加の度合い」,「知識の修得の度合い」,「理解の度合い」,「汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、文法表現力)」の4つの観点から成績評価をおこない,合計で最低6割の得点率をもって合格と判断します。
・方法
プロジェクトへの取り組み:25点,プロジェクト発表:75点

【テキスト・参考書】
ありません。

【その他】
・学生へのメッセージ
グローバル・プロブレマティーク基礎演習は指定クラス制となっており,受講者の側でクラスを選択することはできません。クラス分けは,WebClass上に掲示されます。
・また,GSコース学生のみを対象とした授業であり、他コースからの履修は原則として認めません。
・オフィス・アワー
火曜日12:00-13:00
確実に面談したい場合は事前にメールで照会ください。

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