衛生学演習
 Seminar in Hygiene
 担当教員:新井 猛浩(ARAI Takehiro)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:特別演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
根拠に基づいた保健指導に必要な疫学的な見方・考え方を身につけるため、疫学の原理と基礎的な方法を習得する。

【授業の到達目標】
疫学で用いられる指標について説明できる。
基本的な統計学的手法とその解釈ができる。

【授業概要(キーワード)】
疫学、保健指導、養護教諭

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
子どもの健康状態を集団レベル、個人レベルで把握し、養護教諭として学校保健活動を推進していくために必要な力を養います。
専門教育科目(学校保健)(選択)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
10.人や国の不平等をなくそう
12.つくる責任つかう責任
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
受講者が持ち回りでテキストを輪読する。
・日程
1.疫学とは何か
2.疫学で用いられる指標(頻度の測定)
3.疫学で用いられる指標(頻度の比較)
4.疫学研究を始める前に
5.記述疫学
6.生態学的研究と横断研究
7.症例対照研究
8.コホート研究
9.バイアスと交絡
10.因果関係
11.スクリーニング
12.情報収集方法
13.疫学データの整理
14.推定と検定
15.2種類のデータの関連

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
輪読の担当となった場合には、テキストの該当箇所を要領よく説明できるようにレジュメを準備してください。それ以外の人は30分程度テキストに目を通すようにしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキストに示されている図や表、具体例などをあらためてよく確認するようにしてください。

【成績の評価】
・基準
疫学で用いられる統計学的手法とその解釈について、具体例を用いて説明できることを合格の基準とします。
・方法
授業態度と学期末に課すレポートで評価します。配点は授業態度4割、レポート6割とします。

【テキスト・参考書】
<テキスト>日本疫学会監修:「はじめて学ぶやさしい疫学」、南江堂

【その他】
・学生へのメッセージ
学校で集団を対象にして健康の底上げを担う養護教諭にとって疫学的な見方・考え方は大切です。
・オフィス・アワー
授業時間外の質問等には火曜のお昼休み(12時10分から12時50分まで)に研究室で対応します。

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