人と共創Ⅰ(学部導入セミナー)
 Co-creation with People I(Faculty Induction Seminar )
 担当教員:本多 広樹(HONDA Hiroki)、大西 彰正(OHNISHI Akimasa)、大森 桂(OMORI Katsura)、奥野 貴士(OKUNO Takashi)、小林 潤平(KOBAYASHI Jumpei)、是川 晴彦(KOREKAWA Haruhiko)、下平 裕之(SHIMODAIRA Hiroyuki)、菅生 達仁(SUGAOI Tatsuhito)、滝澤 匡(TAKIZAWA Tadashi)、出口 毅(DEGUCHI Takeshi)、土井 敬真(DOI Hiromasa)、脇 克志(WAKI Katsushi)、渡邉 信晃(WATANABE Nobuaki)
 担当教員の所属:社会共創デジタル学環
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
さまざまな「人」が集まり「社会」が形成されます。「社会」は常に変化し、同じ社会でも異なる立場からは異なる見方があります。したがって、「人」や「社会」に由来する課題やニーズに対する解決策は一意ではなく、場合によっては答えが見つからないこともあります(複雑性)。社会的な課題やニーズに対処し解決するためには、個人の力だけでは困難です。本講義における「社会共創」とは、異なる立場(専門)の人々が集まり、共に社会を創り上げることを指します。この講義では、各学部の専門知識がどのようにして社会共創に貢献できるのかを具体的に考え、理解することを目指します。その上で、身近な地域について理解を深めることを目的とします。

【授業の到達目標】
(1)異なる専門性を持つ人や様々な立場の人が集まり、共創的に解決策を議論し行動することが、社会課題の解決に向かう一つの方策であることを理解した上で、各自の専門から社会共創へのアプローチを提案できる。【態度・習慣】
(2)地域の課題を考える上で、フィールドワークにおいて着目する点を述べることができる。【知識・理解】
(3)地域の課題の現状を踏まえた上で、専門分野の特性に応じた社会共創へのアプローチを考察できる。【知識・理解】【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
社会共創、人、地域課題

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この講義は、まず異なる立場からのアプローチについて、異なる専門分野を持つ教員同士の対談を基に学生自身が理解するために編成されている。そして、身近な地域についてフィールドワークを通して深く理解することを目指すものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
この科目は大きく前半と後半に分かれる。前半は、各講師による講義を基に様々な分野からの社会共創へのアプローチについてグループでディスカッションする。後半は、実際に地域に出かけ、景観観察や教員の説明を通して地域課題を理解する。
・日程
第1回:ガイダンス
第2回:専門分野と社会共創(1)
第3回:専門分野と社会共創(2)
第4回:専門分野と社会共創(3)
第5回:専門分野と社会共創(4)
第6回:専門分野と社会共創(5)
第7回:専門分野と社会共創(6)
第8回-第11回相当:山形市の地域課題に関するフィールドワーク
第12回-第15回相当:長井市の地域課題に関するフィールドワーク

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
本科目では、様々な専門性を持つ教員陣が講義を行う。その内容を理解することも重要ではあるが、それ以上に「自分ならばどうするか」という問いを常に持って講義やグループワークに取り組むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
各講師による講義を出発点に、その分野からのアプローチについて調べ、自身のアプローチを考える。

【成績の評価】
・基準
様々な立場、専門性からのアプローチについて理解した上で、自分ならばどのように考えるかを的確に説明できることを合格の第一の基準とする。合わせて、地域課題についてフィールドワークを通して発見、考察することを第二の基準とする。
・方法
・各回に提出する小レポート:10点×6回
・フィールドワークのレポート:20点×2回

【テキスト・参考書】
テキストは特に指定しません。
各回の担当者が、参考書を提示することがあります。

【その他】
・学生へのメッセージ
様々な分野から社会共創について考えると共に、自分がどのような分野からアプローチしていくかを計画してください。
・オフィス・アワー
授業時間外に質問がある場合には、学環事務室にいる教員へ相談してください。どの教員に対して質問しても差し支えありません。
講義内容など、特定の教員に対する質問については、WebClassのメッセージ機能から連絡してください。

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