【授業の目的】
対話で学ぶドイツ語の基本構造(2) ドイツ語に関する基礎的な知識と能力を身につけることが目的です。ただし,文法がんじがらめではなく,単語を変えながら基本的な構文を繰り返し口に出して練習することで,より自然な形で文法力を身につけることを目指します。
【授業の到達目標】
第1ターム同様,つぎの3つの目標を設定します。 1.基本的な単語を暗記して使用できる【技能】 2.英語や日本語との比較を通じて,ドイツ語の特徴を理解し,説明できるようになる【知識・理解】 3.異なる文化に触れることによって,自文化の特徴や問題を相対的に見ることができるようになる【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
「考えてから,慣れる」ではなく,「慣れてから,考える」/ 対話・会話 / フィードバック方式
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,ドイツ語の知識および運用能力を身につけるだけでなく,英語以外の新たな言語を学ぶことで,文化や人の多様性を理解するためのものです。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
10.人や国の不平等をなくそう 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
私が「フィードバック方式」と呼ぶ方法によって進めます。「フィードバック方式」とは,同様の内容を,時期と方法を変え繰り返し練習することで,確実に定着させることを目指すものです。以下のようなイメージです。 A→B→C→A'→B'→C'→D...
・日程
このタームは,前半が「セカンドステップ」,後半が「サードステップ序論」に当たります。「セカンドステップ」は,主に授業者作成のプリントを用いますが,「サードステップ序論」からはいよいよ本格的に教科書を使い始めます。 〇ターム開始~6月末:セカンドステップ 語形変化等,少しずつ文法規則に気を配っていきます ・「~できる」「~ねばならない」など,より細かいニュアンスを伝える ・1日の予定を話す ・今日(昨日・週末)したことを話す、など
〇7月:サードステップ序論 再び4月の内容にもどり,今度はできる限り正しい表現で,より多くのことを伝えられるよう練習していきます。
※タームの最後に,それまでに学んだ内容をまとめ,期末試験を行います
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
板書されたドイツ語を,とにかくすべてノートに書き取ってみましょう(大した量ではないので大丈夫です)。こうすることでドイツ語のつづり方に慣れ,自然と単語を覚えていけます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
各授業ごとに必ず復習を行ってください(授業内で使われた例文をもう一度口に出して読む,問題を再度解いてみるなど)。分からないことがあったら,メール等で遠慮なく質問をしてください。特に指示のない限り,予習は不要です。
【成績の評価】
・基準
授業への意欲および理解度を見ます。理解度では,初級ドイツ語の基本単語を習得できているか,他のクラスとの統一レベルに達しているか,学んだ文法を用いて簡単なドイツ語文を作れるようになっているかが基準となります。
・方法
授業への意欲30点 単語テスト(実施の際には前もって予告します)10点 期末試験60点 ※このタームの期末試験では,教科書付属の変化表の参照を認めます。変化表は,試験当日にコピーを配付する予定です。 ※また,単位取得のためには,全授業時数の3分の2以上出席していなければなりません。
【テキスト・参考書】
第1タームに引き続き,以下の2冊を使用します。また,毎回辞書を持参してください。 教科書:『ドイツ語の時間<話すための文法>』および『赤シート付 ドイツ語基礎単語帳』
【その他】
・学生へのメッセージ
語学は決して特殊能力ではありません。何度か転びながら自転車乗りを覚えたように,練習すれば誰でも一定レベルまではできるようになるものです(英語を含めた多くの言語で,「〇〇語が話せる」ではなく,「〇〇語を話す」という言い方を用いることからも分かります)。転ぶことを怖れず,何度も何度も練習してみましょう。
・オフィス・アワー
直接質問・相談などをしたい場合には,人文社会科学部2号館3階東端の渡辺将尚研究室まで来てください。オフィス・アワーは木曜日の12時~13時ですが,それ以外の時間でも部屋にいれば対応します。
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