見えない世界を考える(人間・共生を考える)
 Considering the Invisible World (Diversity and Inclusion)
 担当教員:阿部 宇洋(ABE Takahiro)
 担当教員の所属:学士課程基盤教育院
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
人間は目に見える世界と、目に見えない世界をどのように後世に伝えたのかを資料の精読を通して学修します。些細な日本語が意味すること、微細な書き込みから、その本質を見ることができるようになることを目指すものです。その過程で、現実の観察眼と違和感、不思議など見えないものを見通す力を養うことを目的とします。

【授業の到達目標】
1)目に見えない世界を見つめ適切な課題を発見する。【知識・理解】
2)資料を精読するために、適切な辞書で探究できる。【技能】
3)日々の生活の中で、見えない世界の表現に関心が持てるようになる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
歴史民俗資料学、日本民俗学、教養、アクティブラーニング

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
本講義は基盤共通教育基幹科目「人間・共生を考える」に位置します。
一定範囲の視野で資料を捉える能力や、発見した課題に対して適切な方法で探究し真理を紡ぎ出すための論理的方法を磨くことができます。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
10.人や国の不平等をなくそう
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
1)本講義は対面形式で実施します。休講情報等はWebClassの掲示板機能を利用します。
2)課題等の教材は期限を設定してWebClassに提示します。
3)講義の中で課題発見・探求活動(プレゼンテーション・レポート)を行います。探求方法(個別・グループ)は履修者の人数に応じて決定します。
4)レポート、提出物は期限を守り提出する必要があります。
・日程
第1回 ガイダンス
第2-7回 古文書読解1 探究活動
第8回 中間報告・相互評価
第9-13回 古文書読解2 探究活動 最終報告発表資料作成
第14回 最終報告・相互評価
第15回 リフレクション レポート課題 授業後アンケート

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)WebClassの活用が必須になります。不安な際は講義時間に相談に来てください。
2)資料を読み、予習してください。講義中は必要な部分を書き込むなどしてノートを作成し、復習に備えてください。
3)辞書を引くことが必須になります。辞書を引く癖を身につけましょう。
※原則として毎回予習が必須になります。授業時間外学習の時間を確保してください。大学設置基準を参照してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)毎回学んだ内容に関して必ず課題が出るため、授業終了後にはこれらの課題に取り組み、学んだその日のうちに提出するように心がけてください。
2)毎回の課題は提出前に必ず見直しを行い、求められている内容を満たしているか、誤字脱字はないか、などを確認してから提出するよう心がけてください。
3)資料からテーマを定めて知的探究を行うためには、日頃から関連する書籍や資料に興味関心を持って情報収集を行うことが重要です。基礎知識が無い状態での講義受講は実りが少なくなります。予習の時間を確保してください。
5)WebClassのメッセージに注意し、連絡等の見逃しの無いようにしてください。
※予習について、資料を見ながら指定個所を自分なりに読んできてください。

【成績の評価】
・基準
1)課題への取り組みの中で、資料の読解に関する基礎知識を身につける。
2)それを活用してテーマに基づいた探究学修を行った成果を他者に伝えることができる。
3)学修の成果として提出物を締め切りを守って提出が出来ている。
上記を基準とする。
・方法
・参加度   15%
・レポート  30%
・発表    35%
・発表資料  20%

【テキスト・参考書】
テキストは履修者が確定したのち、WebClassで配布します。
くずし字辞典の購入を薦めます。くずし字辞典の指定に関しては、ガイダンス時に説明します。

【その他】
・学生へのメッセージ
本講義は資料を精読が中心的な講義です。欠かさず出席できるように努めてください。
・オフィス・アワー
原則としてWebclassのメッセージで質問を常時受付けますが、対面のオフィスアワーとして「阿部研究室」(基盤教育1号館2階東側)において、予約制で受け付けます。会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前にWebclassのメッセージで予約をお願いします。

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