【授業の目的】
実習を通してLinuxやインターネットの技術を学び、サーバ管理者としての経験を積む。
【授業の到達目標】
Linuxサーバを受講者自身が構築し、自由に操れるようになるだけでなく、内部構造の概要を理解できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
Linux サーバ インターネット クラウド 情報技術 IP IPv6 IT ICT
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
インターネットの技術を知らなくても、インターネットを意識しなくても、利用することはできる。この授業ではそこから一歩進んでインターネットの向こう側で何がどう動いているのかを理解し、より安全かつ高度に使いこなすことができるようにする。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう
【授業計画】
・授業の方法
各回ごとに実践的な課題が用意されている。受講者には一人一台実習用サーバが割り当てられ実習用サーバを使って課題に取り組む。実習用サーバは特別な回線につながっていて実際に世界からインターネットを通じて接続を受けられるようになっている。課題を解決する方法は多数あり単純な「正解」は存在しない。成果はレポートにまとめて翌週毎回提出する。
・日程
1. ガイダンス、Linuxとは何か(ウェブクラス) 2. Linuxのインストール 3. ユーザ管理とリモートログイン 4. クライアントとしての利用 5. コマンド、シェル、カーネル 6. http 7. メール 8. DNS 9. ssh 10. 時刻 11. 起動とデーモン 12. ファイルシステム 13. IPとパケットフィルタ 14. IPv4とIPv6 15. レポート提出
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
時間内で課題が終わらない場合は昼休みや放課後等の空時間を利用して翌週までに課題を終わらせておく必要がある。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
一度調べて分かったことは積極的にどんどん使うように心掛けると良い。自分で調べても分からないことがあった時は周囲の人と相談すると効果的。時間外でも実習室に通うと情報交換できる。
【成績の評価】
・基準
課題が達成されたかどうかによって評価する。課題については初回の授業で説明する。
・方法
レポートと構築されたサーバの実物によって評価した上で授業参加状況を加味する。試験は行わない。
【テキスト・参考書】
事前に指定する教科書・参考書はない。必要に応じて授業中に紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
新入生は生協が販売する30万円の大学推奨スペックパソコンを買っただろうか。高額すぎて買えなかった人も心配はいらない。この授業を通じて格安中古パソコンにLinuxを入れれば推奨スペックを満たさなくても実用性は劣らない。必要な人は相談を。
・オフィス・アワー
授業時間外の質問はウェブクラスの掲示板で随時受け付ける。
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