【授業の目的】
本授業の目的は,人と鳥との関わりを文化史的視点から見つめ、文化と歴史性を身に着けることです。
【授業の到達目標】
1)文化史に関する基本的な知識を身に着け、説明することができる。【知識・理解】 2)自分の考えを論理的に他人に伝えることができる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
鳥、歴史、文化
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業では、「鳥」を通じて、過去の人々の営みについて複眼的な視野に立ち考察することで、論理的に思考し、解決に導く態度を身に着けます。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
講義を中心とした授業となります。ただし、授業の状況に応じてディカッションの時間なども取り入れていきます。
・日程
第1回 ガイダンス(授業内容と進め方について) 第2回 鳥の生態 第3回 鳥の信仰①:犠牲家畜としての鶏 第4回 鳥の信仰②:太陽信仰と鳥Part1 第5回 鳥の信仰③:太陽信仰と鳥Part2 第6回 鳥の信仰④:太陽信仰と鳥Part3 第7回 鳥の信仰⑤:戦の象徴としての鳥 第8回 鳥の信仰⑥:現代に残る鳥霊信仰 第9回 先史・古代の鳥①:信仰する鳥 第10回 先史・古代の鳥②:稲魂を運ぶ鳥たち 第11回 先史・古代の鳥③:形象化する鳥たち 第12回 先史・古代の鳥④:鳥装する人々 第13回 先史・古代の鳥⑤:鳥形埴輪と神話の世界 第14回 先史・古代の鳥⑥:神話の世界の終焉と現代社会 第15回 鳥の文化史
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
基本的に事前学習は必要ありませんが、日本史・世界史の知識があると授業を受ける際に知識を修得しやすいと思います。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
原則として、小テストを課します。授業終了後に資料を読み直し、テストに臨んでください。
【成績の評価】
・基準
1)鳥の文化史に関する基本的な概念や用語を正しく理解している。 2)根拠に基づき、自身の考えを説明できている。
上記の2点に基づいて、評価を行います。
・方法
小テスト:50% 最終テスト:30% 平常点:20%
【テキスト・参考書】
適宜、Webclass上で資料を配布します。
【その他】
・学生へのメッセージ
かつて鳥は神の使いと考えられていました。そして、時代・地域によって、鳥は様々な役割を担います。そんな鳥を中心として、世界の多様性を見ていきたいと思います。
・オフィス・アワー
水曜日12時~13時は、研究室(学生センター2階)で対応可能です(事前にご連絡ください)。
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