【授業の目的】
化学は物質が示す様々な現象・性質・変化を原子や分子のレベルで捉え理解する学問です。その基礎を身に付けることがこの講義のねらいです。
【授業の到達目標】
1)原子の構造と軌道の概念を理解できる。【知識・理解】 2)軌道を基にして化学結合を理解できる。【知識・理解】 3)原子・分子の集合体としての性質を理解できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
原子構造、周期律、化学結合、物質の三態
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
高等学校から大学の専門科目への橋渡し的な位置づけとし、大学での学習及び生涯にわたる学習への基盤となる力を養う。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
毎回、講義(60分)と演習(30分)を行います。講義はスライドを用いて進めます。演習では、各回の講義に関連する問題を解いて理解を深めます。演習の時間だけでなく、講義中にも練習問題を解いていきます。
・日程
15回の授業で以下の項目を扱います。 1)原子の構造 2)量子論と軌道関数 3)原子の電子配置と周期律 4)化学結合(イオン結合、共有結合) 5)その他の結合(水素結合、ファンデルワールス力) 6)分子の立体構造 7)固体の性質 8)液体の性質 9)気体の性質
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
予習の段階でよく分からなかったことを理解できるようにしてください。また、必要に応じメモをとってください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
E-Learningシステム(WebClass)にアップする資料やテキストを授業の前に一読しておくと良いでしょう。新しい概念を学んでいきますので、繰り返しの学習が有効です。
【成績の評価】
・基準
1回の試験を実施し、原子の構造、元素の周期律、分子の構造、化学結合、原子・分子の集合体(物質)の状態について理解できているかを基準に評価します。
・方法
平常点(30%)と期末試験(70%)の合計で評価します。平常点は演習の得点です。
【テキスト・参考書】
テキスト:学術図書出版 「第4版 Freshman 化学」
【その他】
・学生へのメッセージ
大学の化学の基礎を学びます。高等学校の化学で天下り的に学んだ事柄の幾つかを、この授業で理解できるようになります。受身ではなく、積極的に学習してください。
・オフィス・アワー
授業後に質問を受け付けます。オフィス(基盤教育1号館2階飯島研究室)でも随時対応しますが、会議などで不在のこともありますので、確実に面談を希望する場合は事前にWebClassで予約してください。
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