地球科学Ⅰ(地球科学)
 Earth Science Ⅰ(Earth Sciences)
 担当教員:常松 佳恵(TSUNEMATSU Kae),井村 匠(IMURA Takumi),鈴木 利孝(SUZUKI Tositaka),加々島 慎一(KAGASHIMA Shin-ichi)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般・発展)
 開講対象:理学部理学科  科目区分: 
【授業の目的】
地球の初期進化,形状,内部構造など地球を概観し,地球を構成する物質,変動,生命史などを学び,地球について正しく理解することを目的とする.

【授業の到達目標】
この授業を履修した学生は,
1)地球や日本の成り立ちについて述べることができる【知識・理解】
2)地球科学の分野で使用されている基本的な用語について説明できる【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
地球科学,用語,地球の成り立ち,岩石の分類,生命の歴史,日本列島の成り立ち,地震,火山,大気・海洋の構造,物質循環,地球環境

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
この授業は,社会生活における広い視野の醸成,並びに高等学校教育との接続に留意し,地球科学分野の基礎的教育を行うものである.

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
板書またはプロジェクターを用い,適宜プリント資料や新聞記事等を配布する.毎回レポートまたはミニッツペーパーを課す.
・日程
以下の15回を予定している.
1.ガイダンス
2.地球の誕生,地球の形と重力
3.地球内部の状態と物質,地球の磁気,地球の内部構造
4.プレートテクトニクス,プルームテクトニクス,日本の地震と地殻変動
5.大気の構造
6.海洋の構造
7.気候変動
8.前半のまとめ
9.岩石の分類(火成岩,火成作用)
10.岩石の分類(堆積岩,堆積作用)
11.岩石の分類(変成岩,変成作用)
12.地表の変化,地層の観察,地質図
13.生命の歴史
14.日本列島の成り立ち
15.後半のまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
板書だけでなく,話やビデオの内容等についても要点をノートにとるようにして下さい.質問等は授業中いつでも受け付けます.毎回,レポートまたはミニッツペーパーの提出を求めます.キーワードや解答,感想,および質問などをミニッツペーパー形式で集め,学修状況の把握や理解度の評価に役立てます.プリントの配布やミニッツペーパーの回収はその回限りとします.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
専門図書,新聞,雑誌,web情報等も利用して,より深く広い理解を目指して下さい.復習には授業ノートを活用して下さい.

【成績の評価】
・基準
1)地球や日本の成り立ちについて理解し説明できること.
2)地球科学分野の基本的な用語について理解し説明できること.
・方法
授業担当者ごとにレポートまたはミニッツペーパー,試験で評価する.前半2名×25点,後半2名×25点,計100点

【テキスト・参考書】
テキスト:ニューステージ地学図表(浜島書店).必ず購入すること.
(2023年から新課程対応の二訂版となっています.2022までの現課程版をもっている人はそれでも構いません.数年前よりも古いものをもっている人は新しいものを購入してください).

【その他】
・学生へのメッセージ
高校で地学を履修していない人が多いため,知識の詰め込みも必要となります.テキストや地球科学に関する他の書籍等を用いて予習復習をすることが大切です.
・オフィス・アワー
授業内容についての質問等は,その回を担当する教員が授業終了後に教室内で対応します.授業全体についての問い合わせ先は,ガイダンスの際に知らせます.

g84505001-2025-G1-78479