情報処理【オンライン】
 Information Processing
 担当教員:渡辺 典子(WATANABE Noriko),吉田 恵美(YOSHIDA Megumi),
内藤 維子(NAITO Yuiko),佐藤 世利子(SATO Yoriko),長尾 洋子(NAGAO Yoko)
 担当教員の所属:学士課程基盤教育院
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):大学・官公庁・企業等でのIT教育の指導(対面・オンライン)、教育コンテンツ(研修動画・研修マニュアル)の作成
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
1)今日の大学での勉学・研究活動に必須となる、情報社会を生き抜くためのルールやマナー、セキュリティの知識を身に付けるとともに、それを適切な場で、適切に使用できる能力を習得することを目的とする。
2)山形大学の情報処理環境(コンピュータ、Office、ネットワーク等)を学ぶと共に、勉学・研究活動に必要なソフト(文書作成・プレゼンテーション・表作成)を、学生生活に必要な身近な題材を使用して体系的に学習する。

【授業の到達目標】
この講義と演習を履修した学生は、
1)コンピュータを利用する上での、情報の正しい取扱いについて理解し、説明できる。【知識・理解】
2)完成形(仕上がり)を自分でイメージし、適切なソフトを使用し、体系的にドキュメントを作成できる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
情報処理,コンピュータ・リテラシー,情報モラル,セキュリティ

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
この授業は、山形大学の情報処理環境(コンピュータとネットワーク等)を学ぶとともに、コンピュータを利用するうえでの正しい情報の取り扱い方法を理解し、勉学・研究活動に必要なソフト(文書作成・プレゼンテーション・表作成)の使用方法を体系的に習得するものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
1)講師が自身のパソコンを使用し、オンラインで授業配信を行う。
オンライン配信はリアルタイムではなく録画形式(オンデマンド)とする。
授業回数は全15回、授業動画は毎週新しいものが配信される。一度公開した授業動画は前期期間中は繰り返し何度でも視聴できる。
2)学生は、講師の操作(授業動画)とテキストを確認しながら自身のパソコンを操作し、毎週決められた提出期限内に課題を完成し、WebClassに提出する。
(授業課題は全15回毎回出題される。また、第1回授業開始前に、授業の概要について事前動画を配布するので必ず視聴すること。)
・日程
全15回
授業開始前に補助動画を配布(授業概要、進め方、成績のつけ方等説明。必ず視聴すること)
第1回:情報モラル・セキュリティ
・タイピングソフト練習について
・情報モラルセキュリティ事例について考える
 (個人情報、著作権、ウイルス、SNSの利用など)
第2回:クラウドサービスとは/電子メールの設定と使い方1
・クラウドサービス(クラウドの特徴、OneDriveの使い方など)
・ファイルの管理(フォルダの作成、削除、ファイルの圧縮と解凍など)
・電子メール(山形大学のメールについて、送受信、返信、削除など)
第3回:電子メールの設定と使い方2
・メールソフトの設定(署名、画面設定など)
・電子メールのマナー
・採点課題の説明、作成
第4回:プレゼンテーション作成(PowerPoint)1
・PowerPointの概要
・PowerPointの画面構成
・プレゼンテーションの作成(テーマ、箇条書き、図形、画像、表、グラフなど)
・スライドの移動、コピー、削除
第5回:プレゼンテーション作成(PowerPoint)2
・画面切り替え効果
・アニメーションの設定
・スライドマスタの設定
・スライドショーの実行方法
第6回:プレゼンテーション作成(PowerPoint)3
・課題の説明と作成
第7回:文書作成(Word)1
・Wordの概要
・Wordの画面構成
・基本的な文書の作成
・図や表の挿入(画像の挿入、SmartArtグラフィック)
第8回:文書作成(Word)2
・図や表の挿入(表の作成、Excelグラフを図として貼り付ける、図表番号など)
・文書の印刷
・レポート作成機能
第9回:文書作成(Word)3
・表現力をアップする機能(ページ罫線、ワードアート、タブとリーダー)
・PDFファイルとして保存
・文書の校閲(文書校正、検索と置換、コメントの利用)
第10回:文書作成(Word)4
・採点課題の説明と作成
第11回:文書作成(Word)5
・ビジネス文書の書き方(種類、書き方のポイントと留意点)
・社内文書、社外文書の違い
第12回:表計算(Excel)1
・Excelの概要
・Excelの画面構成
・表の作成(データの入力、オートフィル)
・表の作成(数式の入力、関数の入力(SUM、ABERAGE、MIN、MAXなど))
・表の書式設定
第13回:表計算(Excel)2
・表の印刷(サイズと向き、ヘッダーとフッター、印刷タイトルの設定)
・グラフの作成(折れ線グラフ、複合グラフ、散布図と回帰直線(補助資料))
第14回:表計算(Excel)3
・データベース機能(並べ替え、抽出)
・関数の応用(PHONETIC関数、COUNTA関数、COUNTIF関数)
・ピボットテーブルの作成(構成要素、作成、表示形式の変更、レイアウト変更など)
・10分間タイピング計測
第15回:表計算(Excel))4デーサイエンス入門
・データサイエンス入門

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業動画、テキストを使用し、講師の操作手順を理解し、自分のパソコン(または情報ネットワークセンターのパソコン)で、決められたドキュメントを作成する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎週の課題提出について、決められた期限内に提出する。
授業中に学習した内容を課題として毎回提出します。課題の提出を持って授業出席となります。必ず提出するとともに内容の理解に努めること。課題に誤りが多い場合は再提出となります。
公開された授業動画は前期期間中何度でも視聴可能です。授業内容を繰り返し練習し、理解を深めたうえで次回の授業に参加すること。
毎回授業前にテキストの内容を確認しておくこと。(テキストには必要事項を書き込みます。)

【成績の評価】
・基準
毎回提出する授業課題、練習問題・採点課題の提出状況と内容、およびタイピングにより成績評価を行う。
※出席回数が3分の2に満たない場合は不可となります。
・方法
配点
■採点課題(メール) 提出5点、内容25点
■採点課題(プレゼンテーション PowerPoint) 提出5点、内容25点
■採点課題(文書作成 Word) 提出5点、内容30点
■タイピング計測 5点
上記4つの得点の合計をもって評価とする。

【テキスト・参考書】
この授業で使用するテキスト
テキスト名:情報リテラシー( Windows11、Office2021対応)FOM出版
定価:2,200円(本体2,000円)
型番:FPT2116
ISBNコード:978-4-938927-53-0

【その他】
・学生へのメッセージ
学生生活で必須となる、レポート作成(Word)やプレゼンテーション作成(PowerPoint)、データ集計(Excel)について、身近な題材を使用して体系的に学習します。これからの大学生活において、我流での非効率的な操作方法でPC操作に時間をかけるのではなく、本来時間をかけるべき各授業内容に集中して取り組めるよう、また今後社会人になった際にも活用できるような作業効率をアップする機能の習得が可能です。
オンデマンドであっても各クラスに担任を設けるため、安心して受講できます。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を小白川キャンパスにおいて、4月から5月の間、全14日間(12:00~16:20)設けます。
パソコンの持ち込んでの質問も可能です。開催日、開催場所、利用方法については授業時にお伝えします。
また、オフィスアワー以外でも、質問はWebClassのメッセージを通じて受け付けます。業務の都合上すぐに返答できない場合もあるので余裕を持って送信してください。
必要に応じて、オンライン(zoomなど)でのサポートも行います。

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