電気はどこから来ているか(人間・共生を考える)
 Where Electricity Comes From (Diversity and Inclusion)
 担当教員:山本 ひろし (YAMAMOTO Hiroshi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 電気がどこから来ているか知ることを通じて人類の未来を救う。

【授業の到達目標】
 普段意識せずに使っている電気がどこで何から作られ、どこを通ってどのように運ばれているのかを知り、その意味を理解できる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
 電気 電力 発電 送電 配電 スマートグリッド 自然エネルギー 再生可能エネルギー 太陽光 風力 地熱 火力 原子力 水力

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:51~75%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
 難しい数式は用いない。発電に使う燃料をどこから買っているかや電気料金の決まり方にも触れる文系向きの授業。外を探検して楽しく電気を探求できる。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
13.気候変動に具体的な対策を

【授業計画】
・授業の方法
 あなたは街中の電線を見て、電気が右から来ているか、それとも左から来ているか考えたことがあるだろうか。この疑問に答えるべく講義だけでなく外に出て探検する。対面授業か遠隔授業かは大学の統一方針に従う。対面授業では主に班ごとに活動する。
・日程
1. ガイダンス(ウェブクラス)
2. 基盤1号館建物内探検 電気はどこから建物に入って来るか
3. キャンパス内探検 電線が見えないのに電気はどこから来ているか
4. 講義室の電気はどこから来ているか仮説発表会
5. キャンパス電気設備見学 高圧受電設備・配電設備
6-7. 街中探検 電気の上流 6600Vをたどれ
8. 街中探検発表会
9. 配電用変電所〜キャンパス 6600V経路見学
10. 配電用変電所のさらに上流はどこから来ているか
11. 二次変電所〜配電用変電所 66kV経路見学
12. 中央給電司令所・高圧送電網・スマートグリッド
13. 火力発電所・原子力発電所・水力発電所・太陽光発電所・風力発電所・地熱発電所
14. 電気エネルギーの源と電気料金を決める仕組み
15. 結局、電気はどこから来ているか

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
 積極的に授業参加して面白さを見つけよう。電気は奥が深く謎がたくさんある。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
 表面だけでなく本質的な意味を考えて課題に取り組もう。目立たないことに大きな意味が隠れていることがある。


【成績の評価】
・基準
 電気がどこで何から作られ、どこを通ってどのように運ばれているのかを知り、その意味を考えた過程を重視する。
・方法
 主として提出課題と発表によって採点し、その後で受講姿勢と出席状況を加味する。試験は行わない。

【テキスト・参考書】
参考書
・福田務「発電・送電・配電が一番わかる」ISBN 978-4-7741-4206-7
・電気技術研究会「よくわかる電気のしくみ」ISBN 978-4-8163-4412-1
・送電鉄塔研究会「送電鉄塔ガイドブック」ISBN 978-4-274-22792-9
・須賀亮行「電柱マニア」ISBN 978-4-274-22600-7
・今泉大輔「電力供給が一番わかる」ISBN 978-4-7741-4958-5

【その他】
・学生へのメッセージ
 部屋の明かりを点けた時のように何か電気を使ったら、電気がどこから来ているか思いを馳せてみよう。
・オフィス・アワー
 授業時間外の質問はウェブクラスの掲示板で随時受け付ける。

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