【授業の目的】
《ことばの運用の仕組みを考える》 人間同士の関わり合いを考えるうえで,ことばを用いたやりとりを欠かすことはできません。この授業では,語用論や談話分析など,ことばの研究に基づく知識を学びながら,身近なコミュニケーションの事例についてディスカッションをしたり,考察したりしていきます。
【授業の到達目標】
・言語コミュニケーションに関する学習を通してことばの運用の仕組みを理解する【知識・理解】。 ・普段何気なく使っている自分の言語活動に関して客観的にとらえて対応することができる【態度・習慣】。
【授業概要(キーワード)】
日本語,ストラテジー,コミュニケーション,敬語,文体,「やさしい日本語」
【科目の位置付け】
この授業は,ことばの仕組みや働きについて理論的に考察することで,人間同士の関わり合いを考えるうえでの新たな視点を学ぶものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
プリントを用いた講義とグループワークによるディスカッションを行う。受講者が主体的に考える機会を多くするように努める。
・日程
1. イントロダクション 2. 会話の含意とポライトネス 3. 敬語表現の基本 4. 文体とコミュニケーション 5. 依頼のストラテジー 6. 依頼のストラテジー 7. 断りのストラテジー 8. 断りのストラテジー 9. お礼のストラテジー 10.お礼のストラテジー 11.お詫びのストラテジー 12.お詫びのストラテジー 13.読み手への配慮 14.みんなの日本語 15.授業の総括
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含む。 欠席しないこと。講義をよく聞き理解したうえでグループワークに臨むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
言語学やコミュニケーションに関する新書などの入門書を読んで,知識を増やすこと。 講義の内容を整理しておくこと。 準備学修に必要な学修時間の目安は,約1〜2時間である。
【成績の評価】
・基準
講義を通してどれだけ言語コミュニケーションに関する知識を理解したのか,グループワークを通してどれだけ主体的にことばに関する考察を行うことができたかを,授業への貢献度(平常点),授業で課される課題によって評価する。 3分の1以上欠席(実習・忌引き等は除く)の者には合格点を与えない。
・方法
グループワーク・プレゼンテーションへの貢献度(40%:授業中の質疑応答,発表などを含む)・課題(60%:授業中に作業する課題,および,宿題として課される課題)
【テキスト・参考書】
教科書:プリントを配布しますので,特に指定はありません。
参考書:山岡政紀・牧原功・小野正樹『新版 日本語語用論入門』明治書院 ¥1,728
【その他】
・学生へのメッセージ
毎回の授業の積み重ねが成績評価に繋がりますので,欠席せず,積極的に授業に参加してください。
・オフィス・アワー
水曜日 5〜6校時 場所 人文社会科学部3号館3階共同研究室301-B 上記時間帯以外でもアポイントによって対応します。 fumio@human.kj.yamagata-u.ac.jp
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