【授業の目的】
この授業は様々なテクノロジーのうち、特にICT(Information and Communication Technology = 情報通信技術)を取り上げる。この分野のテクノロジーは日進月歩でしかも仕事や生活に大きな影響を与える。理数が苦手という人でも無関心ではいられない。インターネットを使うことは現代では当然の常識になっているが、社会がそこに留まることはない。好むと好まざるに関わらずAIやブロックチェーンといった新たなテクノロジーが次々と社会に現れて仕事も日常生活も大きく変えて行く。苦手だからと逃げていては将来の情報弱者になってしまう。苦手でも逆に積極的に取り入れて行けば自分の将来を切り拓く強力な道具になる。インターネットを活用するためにインターネットの技術仕様を理解する必要はない。それと同じことで新しいテクノロジーの技術仕様を知らなくても本質を捉えれば活用できる。この授業を通して文系も知っておくべきテクノロジーを第一線で活躍する講師陣から一緒に学んでいこう。
【授業の到達目標】
1. 進化する情報通信技術の概要を理解し、活用することで何ができるのかを説明できる。【知識・理解】 2. 自身が関心のある業界で情報通信技術がどのような活用されているかを述べることができる。【知識・理解】 3. 情報通信技術の新たな活用方法を提案できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
情報 通信 技術 IT ICT インターネット 人工知能 AI ディープラーニング 5G ブロックチェーン クラウド ビッグデータ メタバース
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は東北芸術工科大学と共同で実施される。2大学全学部の学生が専門分野を超えて共通して身に付けたいテクノロジー・リテラシーを文系にも理解しやすい内容で取り上げる。なお、この授業は2025年度入学生のみ履修可能。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう
【授業計画】
・授業の方法
第2回と第15回が対面授業で、それ以外の回がウェブクラスからのオンデマンド型オンライン授業。第一線で活躍する学内外の講師陣による授業動画を視聴して学ぶ。
・日程
※ 第1回と第3回〜第14回はオンデマンド型オンライン授業 第1回 オリエンテーション、授業概要説明 第2回 対面授業「基幹テクノロジーの進化史(半導体、インターネットなど)」 第3回 「AIの歴史」 第4回 「AIの業種別 × 活用タイプ別の事例」 第5回 「5Gとは何か」 第6回 「ブロックチェーン・イントロダクション 中心も管理者もいない分散型の社会「web3」とは」 第7回 「クラウド・ビッグデータとは何か」 第8回 「ビジネスの資産としてのデータ」 第9回 「メタバースとは何か」 第10回 「テクノロジーと法」 第11回 「テクノロジー活用事例 (1)」 第12回 「テクノロジー活用事例 (2)」 第13回 「テクノロジー活用事例 (3)」 第14回 「テクノロジー活用企画書作成」(マーケティング) 第15回 対面授業 講評、総括、ふりかえり
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
ウェブクラスにある教材を毎回しっかりと学んだ上で、課題(小テストと最終レポート)を確実に解答すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
自分の興味関心に合わせて、授業で紹介される内容を具体的にイメージし、これからの生活や仕事への応用を考えてみよう。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標 1~3 をどれだけ達成できたか評価する。
・方法
授業の到達目標 1~3 に関連して、毎回の小テストと最終レポートを次のように換算する。 (1) 第2回~第14回に毎回小テストを行い、採点した点数を全体の70%に換算 (2) 最終レポートの評価を行い、全体の30%に換算 最終的に (1) と (2) を合計(70+30=100%)して評価する。未回答未提出がない場合昨年度は全員合格だった。
【テキスト・参考書】
必要に応じて授業で紹介する。
【その他】
・オフィス・アワー
質問や相談はウェブクラスを通じて随時受け付ける。
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