生物学Ⅰ(生物科学)
 Biology I (Biological Sciences)
 担当教員:中内 祐二(NAKAUCHI Yuni),廣田 忠雄(HIROTA Tadao)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般・発展)
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
生物学の基礎知識を得ることを目的とし、分子・細胞から個体まで生物学を構成する階層性に沿ったそれぞれの特性を概説する。
また、遺伝、進化、個体群や群集の動態、生態系についても、それぞれの基本的な知識や法則を概説する。

【授業の到達目標】
1) 生物学の理解に必要な基本的な知識を習得し、分子から個体につながる生物の基本的な特徴を理解できるようになる。【知識・理解】
2) 生物進化のメカニズム、生態的な階層性に関する基本的知識を習得し、進化および生態学の基本的法則を理解できるようになる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
生命、細胞、酵素、増殖、遺伝、集団、進化、生物群集、生態系、生物圏

【科目の位置付け】
理学部学生対象の必修の基盤共通科目(サイエンススキル)として開講する。高等学校で「生物」を履修したか否かに関わらず、現代生物学を理解す
るために必要な基本的知識を修得する(理学部理学科カリキュラム・ポリシー(学生便覧参照))。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントを利用して講義形式で行う。教科書を用い、必要に応じて資料を配布する。
・日程
1.生物学の現在1:生命の範囲、生物学のための化学の基礎
2.生命の分子
3.細胞の旅1:膜の構造、核とリボソーム
4.細胞の旅2:内膜系
5.細胞の活動
6.細胞増殖:細胞から細胞へ1:細胞周期と有糸分裂
7.細胞増殖:細胞から細胞へ2:有性生殖の基礎
8.生物学の現在2:科学のプロセス、中間試験
9.遺伝様式
10.集団の進化
11.生物多様性の進化
12.生態学と生物圏の序論
13.個体群生態学
14.生物群集と生態系
15.後半のまとめ、期末試験

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
休まず受講すること。教科書を有効に活用し、講義内容をノート等にメモしながら受講すること。理解できない点は積極的に質問をすること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
あらかじめ教科書の該当箇所を読んで予習すること。受講後は配布資料とノートを見ながら復習すること。

【成績の評価】
・基準
「授業の到達目標」に挙げた2項目の両方についての習熟度を下記の方法で評価する。60点以上を合格とし、100満点で段階的に評価する。
・方法
授業への積極的な参加態度(予習内容の理解度、発言、質問内容などを含む)を20%、中間及び期末試験の得点を各40%として評価する。

【テキスト・参考書】
[テキスト] 池内昌彦・伊藤元己・箸本春樹 監訳 (2016) エッセンシャル・キャンベル生物学 原書6版. 丸善出版. ISBN:978-4-621-30099-2
[参考書] 石崎泰樹・斎藤成也 監訳 (2014) カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第5巻 生態学. 講談社.

【その他】
・学生へのメッセージ
自学自習の姿勢を身に付けて下さい。予習および講義で理解できなかった点については積極的に質問するとともに、インターネットや図書館も活用
して十分に復習して下さい。
・オフィス・アワー
・12:10-12:50、担当教員の研究室。
・可能な限り、訪問前に連絡をして下さい。
・連絡先は講義で伝えます。

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