【授業の目的】
1)経済史への理解を深めるため,われわれにとって身近な産業などに焦点を当てながら,近年の日本経済史について基礎的な知識を得ることを目的とする。 2)経済史的な物の見方・考え方を身につけるために,日本経済史における資料を参照して,経済史の反証可能性について理解を深めることを目的とする。
【授業の到達目標】
この「過去の経済活動を考える(人間・共生を考える)」を履修した学生は, 1)いくつかの経済史のトピックについて説明ができる。【知識・理解】 2)身近な出来事を経済史の視点から考えることができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
経済史,経営史,近世史,近代史
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,経済史の視点から「人間」と「共生」を考察することで,自らの生き方を考えることを目的とする基幹科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
1)日本経済史のトピックについて講義を実施する。 2)トピックに対する意見をグループで共有する。 3)トピック関する映画を視聴する。 4)経済史の資料からどのようなことが読み取れるか考える。
・日程
大まかなトピックは以下の通り。 より具体的な内容については,初回の講義で提示する。
第1回 ガイダンス/身近な経済史 第2回 人口・労働力の経済史 第3回 対外関係の経済史 第4回 第一次産業の経済史 第5回 第二次産業の経済史 第6回 第三次産業の経済史 第7回 エネルギー・環境の経済史 第8回 金融の経済史 第9回 政策の経済史 第10回 インフラ・都市の経済史 第11回 思想・構想の経済史 第12回 経済史の史料を読んでみる 第13回 経済史の史料を読んでみる 第14回 経済史から映画を見てみる 第15回 経済史から映画を見ている
*学生の関心等により順番や内容に変更の可能性がある。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)配布資料を参考にメモを取りながらの受講を推奨する。 2)些細なことであっても,小さい子どものように「なぜ?」「なんで?」という疑問を考えながら,受講する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)あらかじめトピックについて下調べしておいてください。 2)提示された参考文献を読んでください。
【成績の評価】
・基準
1)紹介した経済史のトピックを理解していることを合格の基準とします。 2)経済史の視点から考察し,論述できることを合格の基準とします。
・方法
1)ミニッツペーパーの提出(50%) 2)期末レポート(50%)
【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが,必要な資料やプリントを授業ごとに配布し,授業進度,学生の理解に合わせて,適宜,紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
高校で日本史を学んでいない学生にも理解できる講義を心がけますが,不明な点があれば,適宜質問してください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を,安部研究室(人文社会科学棟2号館3階305)において,実施します。事前にメールにて連絡ください。
|