【授業の目的】
本講義では、基盤共通教育基幹科目(人間・共生を考える)として「子ども環境と持続可能なまちづくり」に着目し、持続的なまちづくりの方法について学ぶ。五感的な要素で捉えて3次元で表現する方法を伴いながら互いのコミュニティ形成のための方法を情報機器を含めたプレゼンを通して体験的に探究する。
【授業の到達目標】
人間・共生を考える視点からグループワークの方法が分かる。まちや地域の五感を用いた探検を実施し、人間文化や環境共生の営みが関連して理解できるようになる。五感を持ちたデザインベースの学習方法が分かる。幼児や高齢者に配慮した図解表現・3次元表現など多様な表現方法を結びつけながら活用できる。わかりやすく伝える手段として情報機器を活用したプレゼンテーションができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
子ども環境 持続可能なまちづくり 人間文化 環境共生 デザインベースの学習 逆さ思考 ダイバーシティ 2次元表現 3次元表現 地理情報システム CAD 動画編集 インクルーシブデザイン ユニバーサルデザイン
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
基盤共通教育基幹科目(人間・共生を考える)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 05.ジェンダー平等を実現しよう 11.住み続けられるまちづくりを 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
本講義では、互いに話し合いや具体的な3次元の模型を創りながら子ども環境の未来について探究することで創りながら解決する方法を学ぶ。非言語能力を活かしながら感性と知性を磨いていくことで、言語が未発達な幼児やバイリンガルで日本語表現が難しい子どもたちを始め多くの立場の人たちの参画を促す方法としても理解を深める。
・日程
0409 第1回 ガイダンス及びone minute video ウォーミングアップ 0416 第2回 子どもの遊び環境とグループワーク 0423 第3回 子どもの遊び環境とまち探検 0507 第4回 子どもの遊び環境とデザイン 0514 第5回 子どもの遊び環境とプレゼン 0521 第6回 未来の教室 グループワーク 0528 第7回 未来の教室 デザイン1 0604 第8回 未来の教室 デザイン2 0611 第9回 未来の教室 プレゼン 0618 第10回 子どもに優しいまち グループワーク 0625 第11回 子どもに優しいまち デザイン1 0702 第12回 子どもに優しいまち デザイン2 0709 第13回 子どもに優しいまち プレゼン 0716 第14回 one minute video 編集 0723 第15回 one minute video プレゼン
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
グループワークで調べてきた内容を紹介し合い、知見を深めた後、デザイン段階で形や色彩などの検討を重ねる。プレゼンでは、どのように伝えるか企画し、見たこともないような工夫を加えることで発想の転換を図る。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義の準備のため立体物の自宅での組み立てや分解のトレーニングをすること。紙を用いた立体化、ポップアップなどの方法も検討をお願いする。事後の作品保存の方法、持ち運び方法などの工夫も必要となる。
【成績の評価】
・基準
人間・共生を考える視点からグループワークの方法が分かる。(20%) まちや地域の五感を用いた探検を実施し、人間文化や環境共生の営みが関連して理解できるようになる。(20%) 五感を持ちたデザインベースの学習方法が分かる。(20%) 幼児や高齢者に配慮した図解表現・3次元表現など多様な表現方法を結びつけながら活用できる。(20%) わかりやすく伝える手段として情報機器を活用したプレゼンテーションができるようになる。(20%)
・方法
ウェブクラスを活用し、それぞれの発表段階で課題を各自ポートフォリオで提出する。ポートフォリオの評価に加え、講義内でのグループワークの参加、デザイン段階でのワーク、発表でのプレゼンテーションについて担った役割、他者へのバックアップなどを総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
まちづくり学習 (まちづくり教科書 第 6巻) 日本建築学会 (編集) 子どものための遊び環境―計画・デザイン・運営管理のための全ガイドライン ロビン・C. ムーア, Robin C. Moore他 子どもの参画 - コミュニティづくりと身近な環境ケアへの参画のための理論と実際 ロジャー・ハート (著), 木下 勇 (監修), 田中治彦 (監修), 南 博文 (監修)ほか 子どもまちづくり型録 木下勇 (著), 寺田光成 (著), 松本暢子 (著), 三輪律江 (著), 吉永真理 (著) ネイバーフッドデザイン――まちを楽しみ、助け合う「暮らしのコミュニティ」のつくりかた 荒昌史 (著), HITOTOWA INC. (編集) 持続可能な地域のつくり方――未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン 筧裕介 (著) まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか 木下斉 (著) デンマークのスマートシティ: データを活用した人間中心の都市づくり 中島 健祐 (著) Cultivating Curiosity: Teaching and Learning Reimagined, Doreen Gehry Nelson City Building Education: A Way to Learn (K-12 Curriculum) · Transformations: Process and theory Doreen G. Nelson Linking Architecture and Education: Sustainable Design for Learning Environments Anne Taylor Architecture and Children Teachers Guide Anne P. Taylor
【その他】
・学生へのメッセージ
楽しみながら学ぶことを目指して講義に臨んでほしい
・オフィス・アワー
必要な場合はzoomを用いて対応する。 webclassのメールでご連絡をいただきたい。
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