【授業の目的】
微積分学は自然科学、工学など理系の学問を支える重要な柱の一つです。この授業では、理系の専門教育を受けるために必要な微積分の基礎学力を培うことをめざし、微積分の基礎と計算力を習得することがねらいです。
【授業の到達目標】
(1)微積分や微分方程式を用いて様々な1変数による計算問題を解けるようになる。【技能】 (2)微積分の基礎的概念を理解できるようになる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
数列、極限、連続性、微分、導関数、学生主体型授業(アクティブラーニング)
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
理系分野を専門として進学する学生の基礎学力をつけることをねらいとしています。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
WebClassに授業資料、別のLMSでeラーニングによる演習・テストを実施します。 テキストに沿って授業を進めます。取り扱う項目とその内容は、重要度に応じて、取捨選択します。各回、簡単な小テストを行いますので、理解の自己確認をお願いします。 eラーニングシステム(WebClass)のこの科目に必ず登録してください。
・日程
全15 回の授業で以下の内容を扱います。また毎回の演習の他、中間テストと期末テストを実施します。
第1回 高校までの復習 第2回 基礎的な微分計算 第3回 基礎的な積分計算 第4回 基礎的な微分方程式の解法 第5回〜第6回 数列と関数の極限 第7回〜第8回 微分係数と導関数 第9回〜第10回 三角関数とその導関数 第11回 指数関数と対数関数 第11回〜第12回 関数の増減と平均値の定理 第13回〜第15回 高次導関数と関数の展開
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義では学生の専門につながる数学的概念とその応用、方程式の立て方、その解法について解説します。事前に講義内容はWebClassにおいて提供されます。また演習もeラーニングで実施します。 テキストに記載されている内容を一言一句ノートに記録する必要はありません。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
復習の一環として、講義課題に対応した演習(テキスト・ノート・Webページ参照可)を行います。また、テキスト記載の練習問題のほか、自習用の演習問題を提供しますので、各自復習して下さい。 授業外学修時間の目安は1回あたり90分です。
【成績の評価】
・基準
学生の専門につながる微積分の基本的な理解と簡単な問題を解く力を評価します。単に計算が出来るというだけではなく、微積分の概念が理解できているかどうかという点についても評価します。
・方法
各回の講義内容についての演習(40%) 中間・期末テスト(各30%で計60%) 単位取得には3分の2以上(10回以上)の出席(演習・テスト提出)が必要です。
自主学習の参考資料として受講者個人の演習と中間期末テストの点数(クラスの平均点も含む)はすべてeラーニング上で閲覧できるようにします。
【テキスト・参考書】
テキストとして山形大学数理科学科編「微分積分入門」(裳華房)を使用する。
【その他】
・学生へのメッセージ
WebClassを授業の資料・情報提供とコミュニケーションに使用しますので、この科目は必ず登録してください。
・オフィス・アワー
授業時間中の相談や質問が基本ですが、質問等は原則WebClassのメッセージで受け付けますが、必要があればオフィスアワーとして「千代研究室」(基盤教育1号館2階E207・東端)において、原則16時20分以降に相談の時間を設けます。会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前にwebclassのメッセージで予約をお願いします。
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