人と共創Ⅱ(学部導入セミナー)
 Co-creation with People II(Faculty Induction Seminar )
 担当教員:社会共創デジタル学環 (全教員)
 担当教員の所属:社会共創デジタル学環
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:社会共創デジタル学環  科目区分:必修 
【授業の目的】
人口減少と高齢化が進む中、地域社会は急速に変化しています。私たちはその変化を冷静に受け止め、既存の枠にとらわれず、近未来の地域社会を大胆に再構築する必要があります。新しい社会を創造(イノベーション)するためには、柔軟な思考力を持ち、多様な人々と協働することが不可欠です。大学での学びは、こうした地域社会の課題を解決するうえで大いに役立つでしょう。本講義では、自治体の現状と課題をデータに基づき理解を深め、皆さんの専門性が社会課題の解決にどのように貢献できるかを整理することで、大学での学びへの意欲を高めることを目的とします。

【授業の到達目標】
(1)地域社会に関するデータを収集できる【知識・理解】
(2)データを視覚的に理解できるグラフ等で表示し説明できる【技能】
(3)社会課題解決に対して他者と議論することができる【態度】

【授業概要(キーワード)】
社会共創、データ可視化、自治体、社会課題、ソーシャルイノベーション、

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
日本および地方が抱える問題と現状をデータで表現し、ゲストをお招きし直接伺うことで理解を進めるともに、地域に貢献する意欲や方法、多様な考え方や異なる立場を尊重し、他者と協働して課題解決に取り組むことができる。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も
11.住み続けられるまちづくりを
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法

・日程
第1回  ガイダンス(社会共創からのアプローチ)
第2回  山形県の変革を理解(イントロダクション)
第3回  山形県の変革をデータで表現・理解(人口構成)
第4回  山形県の変革をデータで表現・理解(産業・文化など)
第5回  討論(知見の共有)
第6回  討論(課題抽出とアプローチ)
第7回  市町村の理解(イントロダクション)
第8回  市町村をデータで表現・理解(人口構成)
第9回  市町村をデータで表現・理解(産業・文化など)
第10回  討論(知見の共有)
第11回  討論(課題抽出とアプローチ) 
第12回  社会課題対する産業・研究からのアプローチ(1)
第13回  社会課題対する産業・研究からのアプローチ(2) 
第14回  総合討論|社会共創とイノベーション 
第15回  まとめと試験

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業では地域社会の現状について、オープンデータ等を用いて簡単なグラフ等を用いて理解を進めます。そして、グループワークを通じ、地域社会の現状や課題抽出などを協働で行います。授業中に提示された資料等を参考に、主体的かつ積極的に授業を受講すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義時間以外には、インターネット等で地域に関するデータ・情報を主体的に収集すること。

【成績の評価】
・基準
適時、実施する演習課題、レポート等に対する取り組む姿勢および第15回に実施する論述試験で評価する。
・方法
演習課題等の講義に取り組む姿勢(40点)+ 期末試験(60点)

【テキスト・参考書】
webclassから提示します。

【その他】
・学生へのメッセージ
本講義を通じて、大学における「学び」が将来の社会貢献への繋がりを各自で見出してほしいです。本講義では、自治体や地域社会の方をできる限り多くお招きし、皆さんの学習をサポート頂ける工夫をします。
・オフィス・アワー
webclassから質問等を連絡してください。対面での質問等を希望する場合も、webclassからアポイントメントをとること。

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