【授業の目的】
農学を学ぶうえで必要な生物学の基礎知識を得ることを目的とし、細胞から個体まで生物の様々な構造と機能について概説します。
【授業の到達目標】
本科目を履修した学生は、 1.生物(植物と動物)の基本的な特徴を説明できるようになる。【知識・理解】 2.農学を学ぶために必要な生物学の基本的な知識を習得できるようになる。【知識・理解】 3.関連する専門科目についての理解を深めることにつなげられる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
生物、植物、動物、細胞、遺伝、生理
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
本科目は、農学を学ぶために必要な生物学の基本的な知識を習得するとともに、食料、生命、環境科学に関する好奇心と探求心を身につけるものであります。 なお、農学部生を優先するが、定員に余裕がある場合は積極的に受け入れる。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
担当教員がパワーポイントや資料等を利用して授業をそれぞれ実施します。 授業は対面で行います。ただし、初回と指定された日はzoomで行います。 周知すべき内容や授業で使用する資料はWebClassに提示するので必ず確認してください。
・日程
1.ガイダンス(星野)授業内容の概要と留意点、遺伝情報の発現Ⅰ(星野)DNAの構造と複製、遺伝子の発現調節(zoom) 2.遺伝情報の発現Ⅱ(星野)突然変異 3.遺伝情報の発現Ⅲ(星野)バイオテクノロジー 4.細胞Ⅰ(長谷)ウイルス性と細胞性 5.細胞Ⅱ(長谷)原核細胞 6.細胞Ⅲ(長谷)真核細胞 7.まとめと試験(星野、長谷) 8.動物の生理Ⅰ(堀口)炭水化物の消化・吸収・代謝 9.動物の生理Ⅱ(堀口)脂質の消化・吸収・代謝 10.動物の生理Ⅲ(堀口)タンパク質の消化・吸収・代謝 11.植物の生理Ⅰ(鍋島)成長と発生 12.植物の生理Ⅱ(鍋島)水と溶質の輸送 13.植物の生理Ⅲ(鍋島)環境応答 14.まとめと試験(堀口、鍋島) 15. 講義全体のまとめ(星野)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義内容をノート等にメモしながら受講し、講義で理解できなかった部分は自習等により補い、理解不足とならないように取り組んでください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業ではレポート等を課すことがあります。単位制度の実質化のため、授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取り組んでください。 ・レポート課題に沿って所定の方式でまとめ提出できるよう準備してください。 ・授業で習った内容に関連することや、与えられた課題を理解できるよう、自ら図書館やインターネットで自分なりに調べて, 理解を深めることに努力してください。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示したことを含め、農学を学ぶうえでの生物学の基礎を理解していることを合格の基準とし、到達目標に達しているかを重点に評価します。
・方法
試験や課題レポート(70点)、小レポート内容や授業態度(30点)により総合的に評価します。なお、小レポートは課す教員の指示にしたがってください。
【テキスト・参考書】
必要に応じて、プリント(資料)を配付し、関連する参考書を授業中に紹介します。 細胞I-IIIの参考書「エッセンシャル植物生理学」 農学系のための基礎、牧野周ら、講談社
【その他】
・学生へのメッセージ
講義の復習を行い、講義での基本的な内容を理解するように取り組んでください。
・オフィス・アワー
質問等がある場合にはWebClassのメッセージから担当教員へ連絡してください。
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