【授業の目的】
日本語及び英語の具体的な事例の分析を通して、人間言語の背後にある仕組みについて考察する。言語学の中でも、統語論と呼ばれる文の組み立てを分析する分野の基本的な考え方を学ぶ。
【授業の到達目標】
(1)日本語と英語の現象分析を通して、言語学(統語論)の基礎的な知識を習得できる。 (2)日本語と英語の分析を通して、批判的な思考法を身につけることができる。
【授業概要(キーワード)】
言語学、統語論、文の組み立て、生成文法
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、言語学及び統語論について様々な視点から理論的に考察することで、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
毎回の授業で概ね教科書の1つの章を取り上げる。教員による教科書の解説と練習問題/グループワークなどを行い、内容の理解を図る。
・日程
以下の日程は暫定的なものです。変更がある場合は、授業で連絡します。 第1回 ガイダンス 第2回 はじめに 文の種類・文の部品・動詞のおさらい 第3回 日本語と英語の類似点 第4回 日本語と英語の文の構造 日本語の単文1 第5回 日本語と英語の文の構造 日本語の単文 2 第6回 日本語と英語の文の構造 英語の単文 第7回 日本語と英語の文の構造 英語の複雑文1 第8回 中間試験 第9回 日本語と英語の文の構造 英語の複雑文2 第10回 日本語と英語の文の構造 英語の複雑文3 第11回 日本語と英語の文の構造 日本語の複雑文1 第12回 日本語と英語の文の構造 日本語の複雑文2 第13回 未知の言語への挑戦 韓国語とスウェーデン語 第14回 未知の言語への挑戦 モンゴル語とフランス語 第15回 まとめと期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
単に授業を聴くだけでなく、問題点・疑問点をメモするなどしながら、問題意識をもって授業に取り組むようにしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業の宿題は必ず提出し、教科書にも目を通して内容の適切な理解に努めてください。また、各授業の内容は、それまでの授業内容の理解に基づくものです。疑問点はそのままにせず、できるだけ早いうちに解消するようにしてください。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した言語学(統語論)の基礎を理解できているかが合格の基準です。
・方法
授業参加・課題30%、中間試験35%、期末試験35%。
【テキスト・参考書】
牧秀樹. 2023. みんなの言語学入門― 日本語と英語の仕組みから未知の言語へ ―.開拓社. ISBN 978-4-7589-2395-8(教科書)
【その他】
・学生へのメッセージ
授業開始時に前提となる知識は特に想定していません。学生の積極的な参加を期待します。
・オフィス・アワー
初回の授業で連絡します。オフィスアワーを積極的に活用して、学習に役立ててください。
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