【授業の目的】
本講座の目的は、日本人が妊娠、誕生、生育、成人、結婚、厄年、葬式などの折節に行う冠婚葬祭を通して日本文化•社会を理解することである。特に、急速に少子高齢化し、過疎化する地域を抱える日本社会において、通過儀礼はどのような影響を受けているかも一つ重要な課題である。さらに、留学生とディスカッションを行い、他文化について理解を深めるとともに自文化を再認識する。
【授業の到達目標】
日本の通過儀礼を通して日本文化・社会を理解する。また、他国の通過儀礼との比較対照を通じて、それぞれの文化の特徴を知ることができる。【知識・理解】 異なる文化的背景を持つ者(日本人学生、留学生)同士で議論することによって学生に多文化知識を身に付ける。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
通過儀礼、多文化理解
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、日本文化・社会に関する広範な視野を持ち、異文化の相互理解に貢献できる能力を身につけるものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 05.ジェンダー平等を実現しよう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
This course will give a lecture about the Japanese rites of passage. Since the depopulation and aging of this society is a serious concern in Japan, the way of rites of passage had been transformed. Under the background of Japanese society, this lecture will discuss the changing procedures of the rites of passage in both of Japanese cities and villages . In addition, social problems will also be examined and discussed.
・日程
1 Introduction 2 The role, theory and purpose of the rites of passage, 3 The main reason for the weakening of the rites of passage, 4 Case study-Tobisima island 5 Dolls festival (Hina matsuri) 6 Boy festival (kodomo no hi) 7 Coming of age ceremony 8 Wedding ceremony 9 The ceremony for unlucky age 10 Long life ceremony 11 Funeral ceremony1 12 Funeral ceremony2 13 Presentation 1 14 Presentation 2 15 Presentation 3 & Final
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義を受身的に聞くのでなく、積極的に質疑応答、討論を行う。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で聞いた内容に関して積極的に周りの日本人学生や留学生と話し合うこと。
【成績の評価】
・基準
日本と他国の文化について、授業で学習した基本的な概念を適切に説明できることを合格の基準とします。また、異文化理解の基礎的な知識を身につけるための活動に積極的に参加できていることも合格の基準です。
・方法
Final papers 40% Class participation 30% Group Presentation 30%
【テキスト・参考書】
Handouts will be provided. Yu Ming Hwang 「A Journal of Yamagata-Encountering a Multicultural Society Through Yu’s Experiences in Yamagata, Japan and the World」2019.
【その他】
・学生へのメッセージ
英語での講義なので、一定の英語力(会話と聞く)が要求される。
・オフィス・アワー
E-mail: freddyyjp1112@gmail.com Office Hour: Fridays 13:00-14:30 Office Telephone: 023-628-4933
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