【授業の目的】
○ 本授業では、生物学領域における教材の問題点を明確に把握することを目的とする。 ○ 本授業では、その教材の開発すべき課題を具体的に決定することを目的とする。 ○ 本授業では、その開発課題に関連した先端の研究内容を理解・分析することを目的とする。 ○ 本授業では、教材化のために実験しその結果を分析することを目的とする。 ○ 本授業では、最終的に新たな教材を完成させることを目的とする。 ○ 本授業では、新たに開発した教材を評価することを目的とする。
【授業の到達目標】
生物学領域における先端の研究と教科内容を結びつける演習を通して、 (1)先端の研究を理解し、比較・分析できる。 (2)先端の研究内容を教材に的確に取り入れることができる。 (3)先端の研究内容に関して新たな教材を開発することができる。
【授業概要(キーワード)】
生物学領域、教材の問題点、教材開発の能力、教材化のための実験、教材の完成
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
分野別選択科目の教科教育高度化分野の中で、選択科目である。理科を専攻(専修)する学生は受講を勧める。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
担当教員と打ち合わせながら教材開発のための実験を行い、その実験結果を分析してその改良のための次の実験を行い、この結果の分析・改良・次の実験を繰り返して、最終的に教材を完成させる。
・日程
第1回:現職教員等の経験をもとに、生物学領域における教材の現状とその問題点等を明確に把握する。 第2回:その教材の開発すべき課題を討議し、具体的にその課題を決定する。 第3-5回:その開発課題に関連した先端の研究内容を、理解・分析する。(1)~(3) 第6回:その先端の研究内容を、その開発課題にどのように取り入れるのか討議する。 第7回-14回:教材化のために実験し、その結果を分析する。(1)~(8) そして、最終的に新たな教材を完成させる。 第15回:本授業で新たに開発した教材について、全体のまとめを行なう。また、場合によっては、附属小・中学校の理科教員も交えて討議・評価する。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
本授業科目では教材化の実験後に、その結果を深く分析してよく考え、改良のための適切な次の実験を企画します。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予習・復習(実験計画の企画・分析・改善等)に必要な学修時間の目安は、1時間/週です。 開発する教材に関して、新しいアイディアが浮かんだら忘れないようにメモしておいて、次の授業でそれを提案するようにしてください。 わからないところや疑問に思ったことについては自分で調べたりするなどして、授業の理解を深めるよう努めてください。
【成績の評価】
・基準
《学部卒院生の場合(C基準)》 1)その先端の研究内容を理解・分析できたか。 2)その開発課題に対してアイディアを出せたか。 3)演習、実験、および討議等に積極的に参加し、設定された目標の到達に向けて努力したか。 《現職教員の院生の場合(C基準)》 1)その先端の研究内容を理解・分析できたか。 2)その開発課題に対してアイディアを出せたか。 3)学校現場での問題点を含めて考えることができたか。 4)演習、実験、および討議等に積極的に参加し、設定された目標の到達に向けて努力したか。
・方法
教材の現状把握・先端の研究内容理解・開発課題のアイディア(50点),演習・実験・討議等への参加状況(50点)とし,総合的に評価します。
【テキスト・参考書】
中学校理科(1~3年)の教科書(各社)もしくは高等学校理科の教科書(各社)、及び中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 理科編
【その他】
・学生へのメッセージ
受講を希望する場合は、必ず事前に担当教員の研究室(地域教育文化学部2号館5階)に来てください。
・オフィス・アワー
授業時間外に質問があれば地教2号館5Fの滝澤研究室をいつでも訪れてください。確実に面談したい場合は、事前に連絡ください。また,ウェブクラスのメッセージからお知らせください。折り返し、お返事いたします。
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