【授業の目的】
本講義は、社会実装のためにDX/AI/VRを自由に操れる自走型ソーシャルエンジニアの育成を目指し、社会実装の意義と「共領域」からのイノベーション戦略による社会実装実現にむけた方法論および技術シーズ論を学ぶと共に、企業におけるソリューション事例やビジネスモデル等から総合的に俯瞰する能力を育むものである。
【授業の到達目標】
社会実装を実現する上での戦略としての、ニーズ探査・DX技術シーズ涵養・ビジネスモデルの考え方を理解できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
社会実装 共領域 バックキャスト イノベーション DX技術 ビジネスモデル
【科目の位置付け】
DX技術を用いたイノベーションの社会実装戦略における共領域の考え方を基盤として、社会課題に対応した技術シーズと開発事例からビジネスモデルを創出する基本的素養を習得するものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
授業方法は、主として講義により知識を習得した後にグループワークを行う。 工学技術の社会貢献への向上を目的として,現代社会の課題と社会的ニーズを知り、工学シーズをICT/DX技術を活用して社会実装するために必要なスキルや方法を学ぶ講義に加えて、講義内容に関する議論を通じて知見を得る。またイノベーションを生み出す社会実装モデルの創出に関して、グループワーク形式で学修する。
・日程
1.社会実装総論(共領域からの新戦略) 2.社会実装総論(バックキャスティング) 3.社会実装総論(イノベーション実装) 4.DX技術シーズ論(DX) 5.DX技術シーズ論(AI) 6.DX技術シーズ論(IoTシステム) 7.DX技術シーズ論(ロボット) 8.ソリューション事例(各種ロボット開発) 9.ソリューション事例(各種ロボット応用) 10.クリエイティブ・シンキング 11.ビジネスモデル 12.イノベーション実装と事例研究、応用実習
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義は座学と実習をおこなう。常に自分で地域課題のニーズを調べたり、DX技術について興味をもち、当事者意識をもって講義と実習を通してDX技術で地域課題を解決する気概をもつ。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
地域課題のニーズを調べたり、DX技術やロボット・マイコン、VR等の最新の基盤技術について自ら進んで学習し課題解決にどう結びつけるか考える。
【成績の評価】
・基準
社会実装を実現する上での戦略としての、ニーズ探査・DX技術シーズ涵養・ビジネスモデルの考え方を理解でき、DX基盤技術を実装する基礎力を身につける。
・方法
基礎知識の理解度、社会実装に向けた課題解決の戦略の理解度、受講姿勢を騒動的に評価する。担当教員の課すレポートの合計点を100点満点で評価し、60点以上を単位認定とする。
【テキスト・参考書】
『「共領域」からの新・戦略 イノベーションは社会実装で結実する』三菱総合研究所編ダイヤモンド社
【その他】
・学生へのメッセージ
地域のニーズ調査から技術シーズの涵養、それらを活かした実習を通してDX技術で地域課題を解決し社会実装するマインドを醸成する気概をもって受講してほしい。
・オフィス・アワー
授業内容については終了後に担当教員に適宜質問すること。そのほか全般に関する質問は横山まで問い合わせること。
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