【授業の目的】
分子生物学とゲノム解析の初歩を解説し,情報処理技術の新しい可能性を紹介する。 生命科学と情報工学の融合分野であるバイオインフォマティクスについて学ぶ。
【授業の到達目標】
遺伝情報の伝達と発現について,現在までに明らかにされてきたことを記述できるようになる。【知識・理解】 既存のバイオインフォマティクス技術について,原理を知るとともに活用できるようになる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
分子生物学,ゲノム,バイオインフォマティクス
【科目の位置付け】
生命,情報,システムの橋渡しであるバイオインフォマティクスを学ぶことにより,情報工学を生命科学に応用する能力を身につける。
【授業計画】
・授業の方法
毎週,講義を行う。適宜,時間内に演習を行う。プログラミング等,数回のレポートを課す。リアルタイムの遠隔授業を予定している。
・日程
1 イントロダクション 2-4 遺伝情報の伝達と発現 5-6 データベース 7-9 配列比較 10-13 構造・機能予測 14-15 遺伝子発現データ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
他の受講生の迷惑とならないこと。疑問点があるときは,遠慮せずに質問すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
配布資料に目を通し,わからないところを明らかにしておくこと。 与えられた課題を解いておくこと。
【成績の評価】
・基準
遺伝情報の伝達と発現についての基本的な事柄を正しく記述できること,ならびに,授業で取り上げたバイオインフォマティクス技術についてプログラムを作成し実行できることを合格の条件とする。
・方法
数回のレポート(プログラミングを含む)を課す。合計100点満点に換算して60点以上で単位認定する。他の受講生への迷惑行為があった場合には減点の対象とする。
【テキスト・参考書】
テキスト:適宜,資料を配布する。 参考書:金久實, ポストゲノム情報への招待, 共立出版, 2001. その他,次のウェブページを参照のこと。 https://ei4web.yz.yamagata-u.ac.jp/~kinouchi/bioinformatics/references.html
【その他】
・学生へのメッセージ
情報・エレクトロニクス専攻では,学部で生命科学関連の授業を履修していない学生が大多数と思われるため,高校以降で学ぶ生命科学の知識は履修の前提としない。
・オフィス・アワー
時間は最初の講義の際に連絡する。教員の居室は工学部9号館9-510号である。
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