【授業の目的】
高分子の化学構造から、高分子の物理的性質を系統的にとらえ整理、概説する。社会にでて実際の高分子材料開発の現場で応用できるような、丸暗記でない高分子の見方・考え方を身につける。さらに、特許情報の検索を各自の修士論文テーマについて行い、特許情報の観点から修論研究を深める。併せて、グローバル力習得の観点から英語で基本的に授業を行い。日本語で補足する。高分子・有機材料分野を専門とする学生以外にもわかりやすい授業を展開する。
【授業の到達目標】
絶縁性から導電性までの幅広い高分子取り上げ、その高分子材料の化学構造から、物理的特性との相関関係を把握する見方考え方をできるようになる。また、情報収集力・グローバル力を併せて身につける。
【授業概要(キーワード)】
高分子・化学構造・物理的性質
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
専門科目(高分子材料の科学構造から物理的特性との相関関係を把握し、高分子材料開発において応用できるような考え方を修得する)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任つかう責任
【授業計画】
・授業の方法
配布したプリント(パワーポイントと小テスト問題(回収なし))を使用して講義を行う。小テスト問題で重要なポイントとなる問題をまとめる、これをパワーポイントで説明する形で行う。
・日程
1.高分子の化学構造の見方考え方 2.化学構造と物理的性質の相関関係 3.ポリアミド 4.ポリエステル 5.ポリエーテル・ポリシロキサン 6.ポリオレフィン 7.液晶高分子 8.絶縁性高分子の最前線 9.特許文献にみる高分子 10.特許文献の見方考ええ方 11.高分子関連等の特許調査実習 12.炭素の電子構造 13.導電性高分子の見方考え方 14.導電性高分子の最前線 15.まとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義で配付する小テスト問題で重要なポイントを確実に理解してもらう。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
翌週には前回の小テスト問題での重要なポイントを確実に理解する。
【成績の評価】
・基準
レポート、最終試験で総合評価 高分子材料の化学構造から、物理的特性との相関関係を把握する見方考え方の基盤ができることを合格基準とする。
・方法
成績評価は、レポート内容、最終試験の結果で総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
高分子化学 共立出版 図解 高分子材料の最先端技術 工業調査会
【その他】
・学生へのメッセージ
丸暗記でない研究開発に役立つ高分子材料の見方考え方を伝えます。今年度はリアルでの開講を予定しています。
・オフィス・アワー
事前に担当教員effort@yz.yamagata-u.ac.jpまで連絡、居室6号館5階517室随時OKです。
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