【授業の目的】
教科に関する科目(代数学、幾何学、解析学、「確率論、統計学」、コンピュータ)すべての基礎的内容を包括的に理解し、これらの知識を統合的かつ一貫して応用的な内容へと発展させることを目的とする。 ・数理情報システムの専門分野における、いろいろな研究課題について演習を行う。 ・修士論文を作成するために、専門分野についての基礎的文献および応用文献を輪講演習することによって、外国語の能力を養うと同時に、多量の情報の中から必要なものを収集する能力を訓練する。
【授業の到達目標】
1.発展段階においての論文研究のための関連研究調査により、調査分析能力と課題設定能力を身につける。【技能】 2.指導教員との輪講演習によって、高度な知識を身につける。【知識・理解】 3.プレゼンテーション演習により、論理的思考能力とコミュニケーション能力等を身につける。【技能】
【授業概要(キーワード)】
輪講,演習,基礎的文献,応用文献,情報収集能力,外国語能力,数理的思考能力
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
当科目は,数理情報システム分野に関する関連技術分野に関する幅広い知識を獲得し,技術的問題の調査分析能力と課題設定・問題解決能力を養うものである(数理情報システム専攻の教育課程編成・実施の方針1)-③,④ ). なお,当科目は修士論文を作成するための基礎となる科目である.
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
数理情報システム分野で必要となる数理的基礎・応用,及び研究スタイルを身につけるために、指導教員の指示に従って1年次と2年次の2年間にわたって半期毎に輪講を主とする演習を行う。
・日程
1年の前期・後期、2年の前期・後期の2年間にわたって輪講・演習を行う。 標準的な内容は以下の通りで、週ごとに進めていく。 第1回:ガイダンス(輪講の日程を解説し、文献検索の手法の習得と演習を行う) 第2回:文献選択、分担割り当て(各自のテーマに合わせて複数の文献の候補を選ぶ) 第3回:文献内容に関する予備知識や数理的基礎・応用の解説 第4回:輪講及び議論1(文献内容の構成の理解) 第5回:輪講及び議論2(文献内容の理解と質疑応答による疑問点の解決) 第6回:輪講及び議論3(文献内容の詳細な理解) 第7回:輪講及び議論4(文献内容の発表と質疑応答) 第8回:前半のまとめ(第7回までの内容をまとめ、問題点の整理) 第9回:輪講及び議論5(新たな文献の検索と選定) 第10回:輪講及び議論6(文献内容の構成の理解) 第11回:輪講及び議論7(文献内容の理解と質疑応答による疑問点の解決) 第12回:輪講及び議論8(文献内容の詳細な理解) 第13回:輪講及び議論9(文献内容の発表と質疑応答) 第14回:後半のまとめ(第13回までの内容をまとめ、問題点の整理) 第15回:学習内容の整理、今後の課題についての議論
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
発表をするときは、他の人が分かるように解説をすること。他人の発表で分からないことは積極的に質問をして、理解を深めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
関連する文献や専門書にも目を通すこと。十分に準備をして授業に臨むこと。そして,自分なりの解釈が出来るように理解を深めておくこと。学修時間の目安は5時間/週である。
【成績の評価】
・基準
数理情報システム分野の高度な知識と論理的思考能力,コミュニケーション能力等が養成されていることが単位取得の必要条件である.
・方法
文献収集の実践(40%)、文献内容の数理的な理解(40%)、主に外国語文献の論理構成の理解(20%)により,指導教員と数理情報システム専攻教員の合議により,数理情報システム専攻の成績評価基準に基づいて評価する.
【テキスト・参考書】
1)指導教員から紹介された専門分野についての基礎的文献および応用文献. 2)Web of Science等のデータベースで検索したJournal Paper
【その他】
・学生へのメッセージ
常に自分が発表するつもりで履修するのが望ましい。
・オフィス・アワー
質問等がある場合は、授業担当教員に直接たずねるようにすること。
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