【授業の目的】
景観生態学は、相互に影響しあう動的な生態系において、空間パターンの重要性の研究に対して新しい概念や理論、手法を提供することから、生態系管理において重要である。本講義では座学とフィールドワークを組み合わせて、景観生態学に関わる概念や理論、手法を理解することを目的とする。
【授業の到達目標】
景観生態学の概念や理論、手法を説明できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
景観、生態系、空間、スケール
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,本研究科のディプロマ・ポリシーのうち,「各自の専門分野における高度な知識や技術を身に付けている」に関連して、景観生態学に関する知識や技術を習得するための科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
11.住み続けられるまちづくりを 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
面接授業として実施する。スライドと配付資料を使って座学による専門的な講義をおこなう。また、森林や山地などの自然景観におけるフィールドワークをおこない、自然環境をどのように分析するか演習をおこなう。講義室ならびに野外において、適宜受講者間で議論をおこなう。
・日程
1. 景観生態学とは何か 2. 空間と時間スケール 3. 景観パターンと生態系プロセス 4. 野外演習(フィールドワーク)① 5. 野外演習(フィールドワーク)② 6. 野外演習(フィールドワーク)③ 7. 景観生態学に関わる課題の発表 8. 最近の景観生態学研究の紹介
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義や演習での説明をよく聞いて理解した上で、疑問点や考えて点を書き留めておき、各自で調べるか質問をすること。 野外演習(フィールドワーク)をともなうので、森林内や薮の中、急峻な地形を歩くことのできる体力と装備を有していることが望ましい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義内容に関連したことを自分で調べて、課題発表に反映させること。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した「景観生態学の概念や理論、手法を説明できる」を合格の基準とする。
・方法
課題発表(90点)および履修態度(10点)により評価する。
【テキスト・参考書】
テキストは指定せず、必要な資料は講義時に適宜配布する。
【その他】
・学生へのメッセージ
日ごろから生態系や空間について関心を持つように心がけてください。
・オフィス・アワー
いつでも可能ですが、事前にメールなどで問い合わせてください。
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