【授業の目的】
本実習は,自らの専門とは異なる分野で課題に取り組む際の専門の枠を超えた理解・協働を促進する実践力のあり方を習得するため,専門が異なる学内の異分野研究室での研修(例:研究室ローテーション),異分野の産業現場における実習(学外企業へのインターンシップ),異分野の研究施設における実習又は国外におけるフィールドワークへの参加等を通じて,異分野連携の実践を体感することを目的とする。
【授業の到達目標】
1) 実際の現場で,異分野同士のメンバーであってもコミュニケーションにより必要な情報を共有できる。 2) 専門が異なる研修内容であっても,課題を理解し,課題解決のため自らの専門分野で習得したスキルを実践できる。 3) 異分野連携のあり方を理解し,実践する上で求められる能力について説明できる。
【授業概要(キーワード)】
異分野連携,異分野コミュニケーション,実践力,高度な専門性,俯瞰力
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
基礎専門科目(選択必修)。この授業は,異分野連携に関連した実践力を習得するための実習科目である。
【授業計画】
・授業の方法
実習期間は,5日間以上とする。実習の実施までに,実習先の研究内容,実習内容,フィールドワーク対象等についての認識を深めるための予備調査を行い,研修課題および計画について事前レポートを提出する。実習終了後に,単位認定願出書とともに成果報告書を提出する。
・日程
以下の日程を標準的な日程として進める。 (4~6月)予備調査の実施、事前レポートの提出 (6〜9月)研修実施(5日間以上) (9~10月)成果報告書,単位認定願出書の提出
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
自らの専門分野に閉じることなく,初めて接する他分野の話題にも興味を持って取り組み,その知識を自らの学修にフィードバックすることが求められる。 分野の異なるチーム内でのディスカッションや提案活動は歓迎します。また実習中は受け入れ研修先のルールに則って研修に取り組むようにしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
研修先訪問において必要な基本的なビジネスマナーや知財の取り扱いなどの習得に積極的に取り組むことを求めます。
【成績の評価】
・基準
次の2項目を満たしていることを評価の前提とする。 1) 実践研修(5日間以上)に参加すること。 2) 事前レポートおよび成果報告書,単位認定願出書を指定の日までに提出すること。 その上で、【授業の到達目標】記載の各項目について、 1) 実際の現場で,異分野同士のメンバーであってもコミュニケーションにより必要な情報を共有できたこと、 2) 専門が異なる研修内容であっても,課題を理解し,課題解決のため自らの専門分野で習得したスキルを実践できたこと、 3) 異分野連携のあり方を理解し,実践する上で求められる能力について説明できること、 を評価の基準とする。
・方法
評価の方法として、実習への取り組み姿勢と意欲,実習の成果から、事前レポートおよび成果報告書の内容をもとに、総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
テキスト・参考書等は特に使用しない。担当教員の指示に従い研修に取り組むこと。
【その他】
・学生へのメッセージ
自らの専門に閉じこもることなく、積極的に他分野へと挑戦する姿勢を持って取り組んでください。
・オフィス・アワー
キャンパスを横断する講義であることから、授業に関する学生からの質問は,メール上で受け付けます。ガイダンス時に周知するメールにて、相談内容を担当教員宛に連絡ください。
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