【授業の目的】
「文化」を「社会」との関連の中で俯瞰的に捉える視点を学び,現代社会が直面する課題についての分析スキルを身につけ,課題が生じる原因を的確に理解して社会の変革に対応する力を修得する。 本講義は,学生が「文化」と「社会」に関わる貢献や学術研究をみずから構想するにあたり,社会文化創造研究科における教育・研究に即した特徴的なアプローチがどのようなものであるかについて,学術的な共通基盤を身につけることを目的とするものである。
【授業の到達目標】
(1) 現代社会が直面している課題について適切な理解を身につけている。 (2) 与えられた課題を的確に理解した上で、学術的な分析手法を踏まえた方策を示すことができる。
【授業概要(キーワード)】
文化 多文化共生 文化動態 地域間ネットワーク グローバリズム
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,社会文化創造研究科の必修の研究科共通科目として,広く多元的な視野と社会における様々な問題や課題に前向きに取り込み解決する能力を育成することを目指すものである(社会文化創造研究科のディプロマ・ポリシー DP3(1))。 また,山形大学大学院の基礎専門科目としても開講される科目である
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 08.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
この講義は,Zoomを用いたリアルタイム・リモート授業およびオンデマンド形式で行います。受講生は、リアルタイムでZoomに接続して講義を視聴してもいいし、あとでビデオのリンクからオンデマンドで講義を視聴してもかまいません。授業資料は,WebClassで配布します。
・日程
第1回 ガイダンス 第2回~第7回 担当教員による「文化」と「社会」に関する講義 第8回 総括
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
各回の授業で示される「社会」「文化」に関する講義内容をノート等に記録し、これをもとにそれぞれの専門領域における適用箇所や活用方法を創造する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
与えられた課題について,求められている内容を理解し,それぞれの専門領域の立場から解答できるように,図書館やインターネット等で情報を収集して精査・関連づけを行うこと。 準備学修に必要な学修時間の目安は,第2回〜第7回授業において,課題の作成に約1〜2時間である。 多文化共生,文化動態,地域間ネットワーク,という三つの概念を総合的に関連づけて課題を解決する手法を提案できるように,対象となる地域の現状について情報を収集すること。
【成績の評価】
・基準
第2回〜第7回の各講義ごとに課されるレポートの評価により習得度を評価する。到達目標に掲げた事項に関して,いずれも基礎的な水準を達成していることをもって合格の基準とする。
・方法
第2週〜第7週の各講義ごとに400字〜600字程度のレポートを課し、6回分の評価結果の合計を100点満点に換算して評点とする。
【テキスト・参考書】
事前のテキスト参考書として個別に指定するものはありませんが、必要な資料は授業ごとに提示し、授業の進度、学習者の理解の深まりに合わせて、適宜、紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
第2回~第7回の講義内容・担当者および Zoomのリンク等については4月の授業開始日前にWebClassに掲載します。 講義で教授される概念を,それぞれの専門領域にあてはめて応用する力が求められます。自学の学修時間に収集した関連情報を精査し,社会を活かす文化の創造に対して建設的かつ具体的な提言ができるように思考を深めてください。
・オフィス・アワー
教員によってオフィスアワーは異なるため,各教員の連絡先アドレスを初回の授業の時にお知らせします。
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