技術経営学概論
 Introduction to Management of Technology
 担当教員:小野浩幸、野田博行、高澤由美、非常勤講師
 担当教員の所属:工学部地域共同研究センター
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):産業振興政策、品質・生産管理、研究開発支援等
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期(集中)  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
技術経営とは何かとその意義に関する基礎的な知識を習得する。技術経営と価値創成の意義、イノベーションエコシステムとバリューチェーン、コ
ア技術戦略、アーキテクチャーとプラットフォーム、組織能力とプロセスマネジメント等について学ぶ。

【授業の到達目標】
国際化する産業競争や激変する経済環境下で技術力やコストだけで優位性を維持できないことを理解できるようになる。価値の創造プロセスと価値の獲得プロセスの違いを理解し、両方のプロセスを実践していくことの重要性を理解できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
技術経営 価値創成 イノベーション バリューチェーン コア技術 組織能力

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
技術経営学全体を概観するとともに、マネジメント領域の専門科目の基盤となる基本的知識の理解を深める。
マネジメント領域の科目群の学習を開始するにあたっての基本及び羅針盤的な位置づけである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
技術経営とは何かとその意義に関する基礎的な知識を習得。オムニバス形式により技術経営学に関する実践的知識の習得。
・日程
1)技術経営と価値創成の意義
2)イノベーションエコシステムとバリューチェーン
3)コア技術戦略
4)アーキテクチャーとプラットフォーム
5)組織能力とプロセスマネジメント
等について学ぶ。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業は基本的には講義及び質疑応答が中心だが、必要により、チーム編成によるグループ討議・発表、現場実習、輪講等も含む場合がある。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス


【成績の評価】
・基準
下記項目の到達程度により総合的に評価する
1.技術力やコストだけで優位性を維持できないことを自らの言葉で答えることができるか
2.価値の創造プロセスと価値の獲得プロセスの違いを自らの言葉で答えることができるか
3.価値の創造プロセスと価値の獲得プロセスの双方を実践する基礎的知識を有しているか
・方法
理解度は質問の応答内容や試験やレポートによって判定する。プレゼンテーションは発表時の内容を採点する。

【テキスト・参考書】
テキスト:延岡健太郎:MOT[技術経営]入門、日本経済新聞出版社。
参考書:The Goal(ダイヤモンド社)、革新のための七つの手法(日経BP社)、PFドラッカー、H.ミンツバーグ、クリステンセン、その他

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