【授業の目的】
平面上の格子点を結んでできる格子多角形を代数や解析の方法を用いて調べ，その性質や特徴を理解する．
【授業の到達目標】
（１）格子多角形がもつ性質やその特徴づけが理解できる．【知識・理解】
（２）ピックの定理を用いた計算ができる．【技能】
【授業概要（キーワード）】
格子点，ピックの定理，格子多角形，等角格子多角形，等辺格子多角形．
【科目の位置付け】
この授業は理工学研究科ディプロマ・ポリシー「分野で異なる論理や方法論から，新たな考え方を創出する」に関連する。
【SDGs（持続可能な開発目標）】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
概念と具体例の説明を中心に板書を用いて講義形式で授業を行う．
・日程
次の日程で行う予定である．
第１回 初等整数論・１
第２回 初等整数論・２
第３回 ピックの公式
第４回 格子正多角形・１
第５回 格子正多角形・２
第６回 格子等角多角形
第７回 ガウスの整数環・１
第８回 ガウスの整数環・２
第９回 ガウスの整数環・３
第１０回 格子等辺多角形・１
第１１回 格子等辺多角形・２
第１２回 円と格子点・１
第１３回 円と格子点・２
第１４回 円との格子点・３，その他の話題・１
第１５回 その他の話題・２
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
板書の内容を後で引用するので必要ならノートを取っておくこと．
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
講義内容を復習し，わからない点はオフィスアワーなどを利用して質問すること．
【成績の評価】
・基準
格子点，および格子多角形に対する問題と関連する数学的内容を理解していること．
・方法
レポートによって評価するが，口頭による説明を求めることがある．
【テキスト・参考書】
テキスト：特に指定しない．講義内容のプリントをウェブクラスにあげておく．
参考書：桑田 孝泰，前原 濶「整数と平面格子の数学」（共立出版）
枡田幹也，福川由貴子「格子からみえる数学」（日本評論社）
その他，必要と思われるものはウェブクラスに掲示する．
【その他】
・オフィス・アワー
オフィスアワーについては講義中に連絡する．なお，質問の際には講義のノートなどを持参すること．
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