先端化学トピックスⅡ
 Advanced Chemistry Topics II
 担当教員:臼杵 毅(USUKI Takeshi)、栗山 恭直(KURIYAMA Yasunao)、栗原 正人(KURIHARA Masato)、近藤 慎一(KONDO Shin-ichi)、並河 英紀(NABIKA Hideki)、大谷 典正(OHYA Norimasa)、天羽 優子(AMO Yuko)、奥野 貴士(OKUNO Takashi)、金井塚 勝彦(KANAIZUKA Katsuhiko)、冨樫 貴成(TOGASHI Takanari)、﨑山 博史(SAKIYAMA Hiroshi)、松井 淳(MATSUI Jun)、石﨑 学(ISHIZAKI Manabu)、村瀬 隆史(MURASE Takashi)、田村 康(TAMURA Yasushi)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:理工学研究科(理学系)博士前期課程  科目区分:分野専門科目(化学分野) 
【授業の目的】
無機化学・分析化学・物理化学・有機化学・生物化学の5つの分野を基本とし、学問的あるいは実用的な観点からより細分化された領域や横断領域にスポットをあて、その先端研究トピックスを厳選し講義します。その先端化学に触れることで、これまで化学で習得した基礎知識を相互に関連付け、俯瞰的・発展的に更に深化した知識へと誘導することを目的とする。

【授業の到達目標】
化学の幅広い分野における最新情報を通じ、より高度に深化した専門的知識の習得と、先端的研究の発展のための課題発掘とその解決に導く応用力を身につけ、これを適切に推論できる。【知識・理解】【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
先端化学,無機化学,分析化学,物理化学,有機化学,生物化学

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は、先端研究の背景と意義を説明するための専門的知識および技能を体系的に習得するものです(理工学研究科(理学系)ディプロマ・ポリシー DP2)。また、異なる論理や方法論に関する理解を深め、イノベーションにつながる発想、先端的研究の発展に貢献しようとする意欲と、独自の課題を発見し、これを解決するための高度の専門的知識を体系的に修得するものです(DP7)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で進めます。教員からの一方通行の授業でなく、適宜、学生に向けての質疑応答を求めることがあります。
・日程
第1回 全体概要
第2回 大型量子ビームを活用した先端研究の解説1
第3回 大型量子ビームを活用した先端研究の解説2
第4回 固体酸触媒による有機合成に関する先端研究の解説
第5回 イオン液体による有機合成に関する先端研究の解説
第6回 塗布型デバイス材料に関する先端研究の解説
第7回 塗布型デバイスの応用に関する先端研究の解説
第8回 分子認識化学に関する先端研究の解説
第9回 分子間相互作用解析に関する先端研究の解説
第10回 自己組織化に関する先端研究の解説
第11回 非平衡自己組織化に関する先端研究の解説
第12回 イソプレノイドに関する先端研究の解説
第13回 天然ゴムに関する先端研究の解説
第14回 光と物質の相互作用に関する分野の枠を越えた取扱方法の解説
第15回 光と物質の相互作用に関する先端研究の解説

上記の順番は変更される場合があります。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
プロジェクターや板書、適宜配布した印刷物などで説明した内容を整理してノートに筆記しその理解に努めること。
質疑応答にも積極的に参加すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で説明したトピックスを糸口として、これを先端化学への発展的興味・探索へと進展させ、自身の課題発掘とこれを解決に導くための基礎的な能力を高める努力をしてください。授業外における予習・復習等の自主的な学修を心がけること。準備学修時間の目安は4時間/週です。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した通り、化学の幅広い分野における最新情報を通じ、より高度に深化した専門的知識の習得と、先端的研究の発展のための課題発掘とその解決に導く応用力を身につけ、これを適切に推論し説明できていることを合格の基準とします。
・方法
授業計画で示した授業毎に課したレポート点を合計100点にして評価します。

【テキスト・参考書】
参考書として個別に指定するものはありませんが、必要な資料やプリントを授業ごとに配布、あるいは、Web上に掲載します。

【その他】
・学生へのメッセージ
先端的研究の発展に貢献しようとする意欲、課題発見・解決能力を身に着けるため、受け身的でなく積極的に授業に参加することを期待します。これらの知識は将来自分の力に なるものですから時間をかけて勉強してください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は、各授業担当教員がその初回の授業でお知らせしますが、原則、授業の前後の時間に質問してください。

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