【授業の目的】
高次元データの性質を知り,それに適したデータ解析の方法(機械学習の手法)を選択できるようになること.
【授業の到達目標】
この授業を履修した学生は, (1) 高次元データから有用な情報や知識を見つける手順を説明できる.【知識・理解】 (2) 高次元データを教師あり学習および教師なし学習によって解析できる.【知識・理解】 (3) 高次元データ解析の社会における有用性を,討議することができる.【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
次元の呪い,回帰,LASSO,次元削減,PCA,高次元PCA,Autoencoder
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は,理工学研究科博士後期課程(理学系)のディプロマ・ポリシー「先端的研究の発展に貢献しようとする意欲を持ち,独自の課題を発見し,解決するための高度な専門的知識と経験を体系的に修得している」に関連する専門分野講義科目となる.
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
毎回,決められた担当者を中心に,参加者全員でテキスト(授業計画に示した書籍,あるいは,最先端の論文)を読み進めながら,学んだことをプログラムで実装して確認する.
・日程
第1回〜第5回 「Pattern Recognition and Machine Learning」の1章「Introduction」 第6回〜第10回 「The Elements of Statistical Learning」の18章「High-Dimensional Problems」 第11回〜第15回 「高次元の統計学」
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
(1) 各回の授業内容を,短いことばで要約するなどして,理解すること(授業で初めて知ったことばを,既に知っていることばに,マッピングする,対応付けること)を心がけてください. (2) 理解できなかったことや,新たに生じたクエスチョンを,ことばを用いて具体化,明確化するようにしてください.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
(1) 授業で紹介されたキーワードをウェブや図書館などで調べてみてください. (2) 高次元データ解析と実社会との関わりを,普段の生活のなかで意識してみてください.
【成績の評価】
・基準
LASSO,次元削減,高次元PCA等を実装して,動かせること.
・方法
LASSO,次元削減,高次元PCA等の実装,あるいは,最先端の論文の実装で評価する.
【テキスト・参考書】
・Pattern Recognition and Machine Learning ・The Elements of Statistical Learning ・高次元の統計学
【その他】
・学生へのメッセージ
各回の授業に参加した結果,「どこまで分かったか」「どこから分からなくなったか(どんなクエスチョンが新たに生まれたか)」を,ことばに直すことをおすすめします.
・オフィス・アワー
随時,地教2号館4階434までどうぞ(事前にウェブクラスからメールでアポイントメントをとると確実です).
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