【授業の目的】
宇宙の構造形成の理論的背景および観測との関連について理解を深めることを目的とする。
【授業の到達目標】
非常に一様だった宇宙が、どのようにして現在のように銀河、銀河団のような様々な構造を持つに至ったかの過程を理解できるようになる。また、それが実際の観測結果とどのような関連にあるかも理解できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
宇宙、構造形成、銀河、銀河団
【科目の位置付け】
銀河以上の大スケールに関連した宇宙物理学に関するやや専門的な科目。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
板書を中心とした講義、演習とするが、適宜スライドによる説明も含める。
・日程
以下の内容から適宜取捨選択しておこなう予定。
1、一様膨張宇宙 2、線形密度揺らぎの成長 3、球対称非線形密度揺らぎとヴィリアル半径 4、質量関数 5、銀河団の物理
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
単に数式を追うだけでなくその背後にある概念をきちんと理解すること。授業中に疑問に思ったことは積極的に質問すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)準備学修に必要な学修時間の目安は2時間/週です。 2)興味を持った事柄に対しては自分で積極的に調べたり計算することが望ましい。
【成績の評価】
・基準
非常に一様だった宇宙が、どのようにして現在のように銀河、銀河団のような様々な構造を持つに至ったかの過程を理解できるていること。また、それが実際の観測結果とどのような関連にあるかも理解できていること。
・方法
主としてレポート(口頭試問)により、上記の基準の達成度を総合的に判断する。
【テキスト・参考書】
参考書:The Large-Scale Structure of the Universe、 P. J. E. Peebles 参考書:Structure Formation in the Universe、 T. Padmanabhan
【その他】
・学生へのメッセージ
単に数式を追うだけでなくその背後にある概念をきちんと理解するように努めてほしい。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答えるオフィスアワーは基本的に教員研究室で随時行われる。しかし、授業、ゼミ、会議、出張等で不在にすることもあるので事前に電子メールでアポイントメントを取ることが望ましい。
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