化学ニュースジャーナルで学ぶ英語論文要約
 Summarization Skills in Chemical News Journals
 担当教員:村瀬 隆史(Murase Takashi)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年、2年、3年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:博士後期課程(地球共生圏科学専攻)  科目区分:選択科目 
【授業の目的】
日々蓄積される膨大な化学論文の中から質の高い論文を見つけ、専門外の読者に分かりやすく文章で要約して伝える技術は、今後さらに重要になってくる。本講義では、Chemical & Engineering News(C&EN)等の化学ニュースジャーナルで取り上げられた英文記事(有機化学や超分子化学に関する内容)を受講者全員が持ち寄って紹介し、元になっている論文と比較しながら、論文の要約技術を修得することを目的とする。

【授業の到達目標】
論文紹介の資料や自身の研究の要約を英文で分かりやすく書くことができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
テクニカルライティング,有機化学,超分子化学,学生主体型授業

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:76~100%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
この授業は、化学に関連した優れた英語論文要約に触れ、その構成を知ることで、より深化した専門知識・技術を体系的に修得するものである(理工学研究科(理学系)博士後期課程カリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
受講者は、C&EN等の化学ニュースジャーナルで取り上げられた英文記事を毎回紹介する。紹介後、記事内容や元の論文内容について、受講者全員で議論する。
・日程
第1回:ガイダンス
第2〜15回:化学ニュースジャーナルで取り上げられた記事の紹介

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
受講者全員が興味をもつような質の高い論文紹介記事を見つけること。質疑応答に積極的に参加してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
C&ENが読める環境で日々研究していることが望ましい。幅広い学問分野に関心をもちましょう。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した英文要約について、下記の事項を合格の基準とします。
1.記事内容を正しく理解し、分かりやすく説明できる。
2.分かりやすい資料(レジュメ)を作成できる。
・方法
紹介した記事の内容の理解度(60%)とプレゼンテーション内容(40%)で評価する。

【テキスト・参考書】
・テキスト:Chemical & Engineering News (C&EN)等の化学ニュースジャーナル
・参考書:化学英語に関するものなら何でもよい。

【その他】
・学生へのメッセージ
質の高い英語論文をたくさん読んで、自分の研究成果を英語で表現する技術を学びましょう。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を担当教員居室(理学部1号館3階323号室)において、原則、火曜日の16:30〜17:30としますが、これに限らず在室している時は随時対応します。

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