火山地質学特論
 Advanced lectures on Volcanic Geology
 担当教員:伴 雅雄(BAN Masao)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年、2年、3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義、演習
 開講対象:地球共生圏科学専攻(博士後期課程)  科目区分:選択科目 
【授業の目的】
火山に関する専門的な知識を習得し、また火山噴火・災害について専門的な見識を身につけることを目的とします。

【授業の到達目標】
火山の分布、タイプ、成長過程、噴火様式、噴火推移、噴出物の種類について学び、また、実物の観察や観測結果を基にした演習を行うことによって具体的な解析方法を学び、火山噴火及び災害に関して、火山学的な情報を基に専門的な見解を示すことができるようになることを目的とします。

【科目の位置付け】
大学院理工学研究科理学系(後期課程)におけるカリキュラム・ポリシーおよびディプロマポリシーの方針に則り、地球科学に関係した先端的研究における高度な理論、実験法、技術等を修得し、かつ研究成果を得るために必要な手法を自ら組み立てながら研究を遂行していく能力を養成する科目に位置づけられます。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
11.住み続けられるまちづくりを
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
火山に関する専門知識を習得する。また、火山に出向き、修得した知識を実物に適用する演習を行う。さらに、火山噴火・災害に関するテーマを設定し、それまでに習得した知識・経験を基に探求学習を行ってもらいます。
・日程
第1~4回:火山の分布、タイプ、成長過程の専門知識の習得
第5~8回:噴火様式、噴火推移、噴出物の種類の専門知識の習得
第9~12回:火山での演習
第13~15回:火山噴火・災害に関する探究学習

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
適宜プリントを配布するので、それらを十分活用して内容を理解するように努めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
必要に応じ図書館やインターネットを活用し情報収集を行い、内容の理解を促進させてください。時間外学修の時間は4時間/週とされています。

【成績の評価】
・基準
火山に関する専門的な知識を習得し、また火山噴火・災害について専門的な見識を身につけることがある程度達成できることを基準とします。
・方法
口頭発表50%及びレポート50%により達成度を評価します。

【テキスト・参考書】
参考書:H.U. Schmincke: Volcanism, Springer, 322p.

【その他】
・学生へのメッセージ
火山地質学的情報は、火山の噴火履歴や過去の噴火の実体を解明するのに大変有効です。火山地質学的研究方法を身につけられることを期待しています。
・オフィス・アワー
授業の開催後、理学部4号館5階伴研究室。その他の時間でも可能な場合があるので相談して下さい。

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