【授業の目的】
現代正義論における諸論点を考察し、価値観が多元的に分立する情況における公共的議論の可能性を探求する。
【授業の到達目標】
現代正義論についての基本的見通しを得ることができる。 複雑な法的・倫理的問題を分析する能力を身につける。
【授業概要(キーワード)】
正義、公共性、ジェンダー・セクシュアリティ、多文化主義、国境を超える正義
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は、社会文化システムコースの特別演習として、専門的な研究を遂行することができる深い知識と考え方の習得を目指すものである(ディプロマポリシーDP2(1))。
【授業計画】
・授業の方法
演習方式で行い、テクストを輪読、すなわち複数人で読解し、その内容について参加者相互で活発に討議する。
・日程
1、イントロダクション 2、現代正義論の前提 3~、各テーマについての報告と討議
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テキストを熟読し、問題点等について事前に考えておく。その上で、積極的に討議に参加する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
関連する論点について学習を深める。特に関連する古典文献について知見を広げる。
【成績の評価】
・基準
報告と期末レポートによって、授業内容の基礎的な理解と受講生が選択した特定の論点についての分析能力を評価する。
・方法
報告・討議の内容(40%)及び期末レポート(60%)によって評価を行います。
【テキスト・参考書】
受講生と相談の上決定する。例えば、 Susan Bandes et al (eds.), Research Handbook on Law and Emotion, 2021 John Deigh, Emotions, Values, and the Law, 2011 Andrei Marmor (ed.), The Routledge Companion to Philosophy of Law, 2014 Mark Tebbit, Philosophy of Law: An Introduction, 2017 M. N. S. Sellers (ed.), Law, Reason, and Emotion, 2018 などが考えられる。
【その他】
・学生へのメッセージ
いかなる専門の受講生も歓迎します。このゼミの性格上これ以上ここに付け加えるべき言葉はありません。
・オフィス・アワー
毎週火曜日10:30~12:00、人文2号館3階・池田(弘)研究室にて
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