2022年9月22日(木),基盤教育ワークショップをオンラインにより開催しました。
第1部では,基調講演「千葉商科大学の自然エネルギー100%大学プロジェクト」と題し,千葉商科大学の田中 信一郎氏からご講演いただきました。千葉商科大学は,自然エネルギー100%大学として,メガソーラー発電所を設置し,「創ったエネルギーを自ら使う」ことを実現しています。また,学内での断熱回収ワークショップの開催や学生主導での省エネルギー化の取り組みの紹介もありました。

第2部ではテーマを3つに分け分科会を開催しました。
・第1分科会「キャンパスでのカーボンニュートラル」では,前半,山形大学施設部の白川上席係長から,環境報告書に基づいて本学のエネルギー事情について発表があり,後半は理学部サイエンスコミュニケータープログラムを履修している本学学生のカーボンニュートラルの達成に向けての提案についての紹介がありました。また,参加者の所属大学の取り組み事例の紹介や活発な意見交換が行われました。

・第2分科会「直接評価指標を用いた授業・カリキュラム改善の実践」では,千代教授(本学学士課程基盤教育機構)から趣旨説明の後,浅野教授(本学法人本部)から「教育の質保証の麻理趨勢」,安田准教授(本学学士課程基盤教育機構)から「基盤力テストの概要」,飯島准教授(同)から「学問基盤力テストの実践例〜化学分野を中心に〜」,白石准教授(同)から「実践地域基盤力テストと授業事例」の発表があり,発表後は,今後求められる教育の質について意見交換が行われました。

・第3分科会「学生エンゲージメントと校友組織の存在意義」では,樋口コーディネーター(山形大学校友会事務局長)の趣旨説明の後,校友組織への造詣が深い真田幸次氏(笑屋株式会社代表取締役)から「学生エンゲージメントと校友組織の存在意義」について講演があり,引き続き,樋口事務局長が「山形大学校友会の現状と課題」について,学生サークルTeam道草前代表の秋保恭平さん(理学部4年)が「Team道草の活動」について事例発表がありました。
最後は参加者と意見交換を行い,学生エンゲージメントの充実を核とした大学に求められる新しい機能と,その仲介としての校友組織の存在意義について理解を深めました。

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