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 国際武道大学 :FD部会長 松井 完太郎 


「感染症の影響による体育系大学の授業」

 2020年度は大きな転機となりました。

 2月に授業のオンライン化の準備を始めた当初は、オンライン化に積極的に取り組む力のある教員から、様々な手法を利用する希望が届きました。

 しかし、授業ごとで異なるオンライン授業手法では、学生の負担も高まり、混乱が生ずることが明白でした。 そこで、授業の入口と出口(授業受講方法情報の告知と課題提出窓口)の統一化を「Melly」というLineのようなシステムを導入することで実現し、授業は教材提示型・Zoom利用型・YouTube利用型の3つで提供し、課題提出の有無で出欠確認することで全教員の協力が得られました。

 オンライン授業開始に向けた学生へのトレーニング(Mellyの使い方、Zoom授業での学籍番号名前の表示方法などのトレーニング機会を設けると同時に、教員間でもZoom授業のテスト実施の機会や、Mellyでの学生へのメッセージの出し方・課題の設定の仕方をテストする機会を設定し、ボランティア教職員が学生役を担ってくれました。 悩みながら前に進んでいた時期に、本当に嬉しい出来事でした。

 実技・実習授業についても、例えば新聞紙とガムテープでボールを作らせる工夫など、諦めず様々な授業内容担保の可能性を試してくださいました。

 約3週間遅れの4月20日から授業等を開始し、学生は大学周辺のアパートで生活しながら大きな問題なくオンライン授業を受講しています。 ネットワーク環境が不安定な学生のために、Zoom利用型授業では、授業を記録し、YouTubeにアップロードして、学生一人ひとりが自由にオンデマンド受講できるように教員が対応してくれています。

 本学のような体育大学では、武道・スポーツ系の部活動は教育の一環としての位置づけがなされています。 しかし部活動も3月末には活動を休止させ大学建物内への立入りも禁じました。 現在は多くの学生が部活動の段階的に再開し、競技によっては大会・リーグ戦を開催するところがあります。 首都圏である以上、十分な対策を取り続ける必要があり、後期に向け、通常の授業へ戻るための準備をしております。


   
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