遠隔授業の中での授業改善
今年度は新型コロナウイルスの影響もあり、遠隔授業を行う機会がありました。
本学では前期の開始5回のみ遠隔授業で、前期の残りの授業と後期の授業は対面授業で行なっています。
遠隔授業を行うにあたり、本学では、通信量の関係から動画での授業展開は主軸とせず、Google Classroomをプラットフォームとして推奨し、遠隔授業を行いました。
これまでの授業方法との違いに戸惑いつつ、試行錯誤しながら授業を行う中で、Classroomならではのよさも感じることができたため、対面授業再開後も、Classroomを併用しています。
ここでは、そのよさを挙げてみたいと思います。
@ ウェブメディアの活用
従来から授業の中で、ウェブメディアの配信記事を授業資料としてWordでまとめて配布していました。
授業終了時の学生コメントや授業評価アンケートでも好評なのですが、編集と印刷物の増加がネックでした。
これらの点、ClassroomではURLを貼り付けて受講生に一括配信できるようになりました。
対面授業再開後も、その日の授業の追加情報や次回の授業の予習情報となる記事を配信しています。
A 学生の意見共有の推進
お題を出して話し合う授業をする中で、これまでは、数名の学生に話し合いの結果を伝えてもらっていました。
それだと、共有できて数名分にしかならなかったわけですが、Classroomにお題をアップし、そのお題について学生がコメントをアップすることで、学生が受講生全員分のコメントを見ることができるようになりました。
こちらが設定したお題だけでなく、@のウェブメディアの記事に対する意見共有にも使っています。
わずかの期間の遠隔授業でもなかなか大変なところはありましたが、対面授業の改善につなげられるところがあり、得られたものはあったかなと個人的には思っています。