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 青森中央学院大学 : FD委員 : 熊谷 和可子 

 コロナ禍における「グローカル人材」の育成に向けたFD活動について

 本学は経営法学部と看護学部の2学部と別科助産専攻から構成されています。建学以来、「愛あれ、知恵あれ、真実(まこと)あれ」の精神を基に、経営法学部は、豊かな人間性に立ち、よりよき人生を創造するとともに、社会的正義に立って社会の発展に貢献する進取性に富み良識ある職業人の養成を目指しています。看護学部・別科助産専攻は、生命の尊厳を尊重し豊かな人間性を備え、実践力を有した地域社会の保健医療福祉に貢献できる人材の養成を目指しています。加えて、両学部とも、世界的な視野を持った地域に貢献できる人材の育成を目指しています。
 そのような「グローカルな人材」育成に向けた教職員の意識向上と学内の体制強化に向けた活動を2019年度より行っています。FD委員会では、各学部での取り組むべき課題と方策の明確化を図ってきました。私が所属する看護学部では、初年度は「グローカル人材育成のために本学で取り組むべき課題」、2020年度は「グローカル人材育成に向けた取り組みの検討」をテーマに研修会を重ねました。そして今年度は「グローカル人材育成に向けた取り組みに関する進捗状況と課題」をテーマにワークショップを実施しました。昨今のCOVID-19の世界的な大流行により、これまで行ってきた学生の海外留学や海外の協定校の訪問は困難を極めています。そうした中でも、看護学部の科目で経営法学部の留学生にも参加してもらい、各国の医療についてディスカッションの時間を設けるなど、留学生が多く在籍する本学の特徴を生かした授業が報告されました。また、学務委員会では次年度から実施される新カリキュラムにグローカル人材育成科目を位置付けたこと、図書館情報センターでは図書館に在籍する留学生の母国語で書かれた小説が蔵書されたことが報告されました。その他にも、各委員会でのグローカルな人材育成への取り組みや検討している内容が報告され、今後取り組むべき課題も明確となりました。
 依然として感染症の収束の見込みは立たず、流行前のように活動することは難しく、非常にもどかしい気持ちを抱えております。そのような状況下でも、本学の特色を生かして創意工夫をしながら、グローカル人材の育成をはじめ大学での教育、看護教育に携わっていきたいと考えております。

   
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